カテゴリー:化学・素材系
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全固体電池の界面不純物制御による電池容量の倍増に成功――清浄な電極/電解質界面が電池容量に寄与 東京工業大学ら
東京工業大学は2021年1月26日、同大学物質理工学院応用化学系と東北大学、産業技術総合研究所、日本工業大学の共同研究グループが、全固体電池の界面不純物制御による電池容量の倍増に成功したと発表した。 安全性やエネル…詳細を見る -
二酸化炭素をジェット燃料へ変換する新たな鉄系触媒を開発
オックスフォード大学の研究チームが、新しい鉄系触媒を用いた水素添加法により、CO2を還元して液体ジェット燃料に変換する方法を考案した。燃焼プロセスと逆の反応を効率的に実現することで、将来的に“カーボンニュートラル”なジェ…詳細を見る -
より効率的なメタン生成方法の概念実証を発表――火星でのロケット燃料用メタン生成実現へ道を開くか
米カリフォルニア大学アーバイン校は、2021年1月4日、理論上、火星の表面でメタンベースのロケット燃料をより効率的に生成できる方法を発見したと発表した。これにより、火星から地球への帰還がさらに実現可能なものになるという。…詳細を見る -
英ランカスター大、太陽エネルギーを長期貯蔵できる材料を発見
イギリスのランカスター大学の研究チームが、太陽からのエネルギーを捕捉するとともに、数カ月にわたって貯蔵でき、必要に応じて熱としてエネルギー放出できる材料を開発した。 これは、自己組織型多孔性材料として注目を集めてい…詳細を見る -
鉱工業廃水から有毒な銅イオンを選択的に除去する新材料を開発――生体細胞がヒント
ローレンス・バークレー国立研究所の研究チームが、鉱山廃水中に含まれる有害な銅イオンを、速やかに選択的に吸着できる新材料を開発した。生体細胞が極微量の銅イオンを選別して取込み、呼吸や代謝を調節する銅結合タンパク質を生成する…詳細を見る -
水素エンジン運転試験で水素を100%とした安定燃焼へ――脱炭素に一歩前進 MHIET
三菱重工エンジン&ターボチャージャ(MHIET)は2021年1月21日、産業技術総合研究所(産総研)との共同研究により、純水素を燃料とした水素エンジンの運転試験を実施したと発表した。CO2を排出せずクリーンな水素を100…詳細を見る -
PA6樹脂の特性と従来比15倍の高い疲労耐久性を持つ新規ポリマー材料を創出 東レ
東レは2021年1月21日、しなやかでタフな新規ポリマー材料を創出し、本格的なサンプルワークの開始を2021年度から目指すと発表した。開発したポリマー材料では、ポリアミド6(以下、PA6樹脂)が持つ高い耐熱性、剛性、強度…詳細を見る -
ディープラーニングAIがシュレーディンガー方程式を解く
独ベルリン自由大学は、2020年12月18日、量子化学におけるシュレーディンガー方程式の基底状態を計算するために使う人工知能(AI)手法を開発したと発表した。研究成果は『Nature Chemistry』に2020年9月…詳細を見る -
マグネシウム蓄電池に適した酸化物系正極の新たな材料設計指針を構築――高エネルギー密度の次世代蓄電池の開発に寄与 東北大学ら
東北大学は2021年1月19日、同大学金属材料研究所と名古屋工業大学、東京都立大学の研究グループが、マグネシウム蓄電池に適した酸化物系正極の新たな材料設計指針を見出したと発表した。 次世代の中/大型蓄電池の候補とし…詳細を見る -
汎用元素のみで室内りん光を示す有機EL発光材料を開発――希少元素を用いない有機EL製品の開発に期待 大阪大学ら
大阪大学や2021年1月12日、オーストラリア スウィンバーン工科大学らと共同で、炭素や水素などの汎用元素だけで構成された、室内においてりん光(RTP)を示す有機EL発光材料(SiAz)を開発したと発表した。 今回…詳細を見る