カテゴリー:化学・素材系
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自動車のフロントガラス両脇のピラーを「透明」にできる?――想像の世界の「透明マント」を実現する光学クローキングの進歩
自然なインコヒーレント光(干渉性の低い光)で機能し、標準的な光学部品を用いて実現可能な不可視化クローク開発に関する近年の進歩を検証したチュートリアル論文が発表された。トヨタ自動車が米国に設立した研究拠点の1つである米To…詳細を見る -
従来の10倍のプロトンを含む新たなイオン伝導体を合成 東北大学
東北大学は2021年7月30日、同大学院工学研究科の研究グループが、従来の約10倍のプロトンを含有し、450〜500℃の中温領域で10-2S/cmの高いプロトン伝導性を示すイオン伝導体の合成に成功したと発表した。この成果…詳細を見る -
水を飲むだけでピタリと止まる――しゃっくりを簡単に止められるストローを開発
急に出てくるしゃっくりは、なかなか止まらなくて不快なだけでなく、QOL(生活の質)に影響を与えることもある。しゃっくりを止めるために、息を止める、箸をコップに十字に置いて4カ所から水を飲む、など民間療法は多いが、その効果…詳細を見る -
アルミと鉄の合金で、レアメタル合金と同等レベルの水素吸蔵に成功 量子科学技術研究開発機構ら
量子科学技術研究開発機構(QST)、東北大学、高エネルギー加速器研究機構がつくる研究グループは2021年7月29日、アルミニウムと鉄を組み合わせた合金で水素が蓄えられることを発見したと発表した。従来のように希少な元素を使…詳細を見る -
クモ糸は想定より複雑な複合素材と判明――物性を2倍以上にするタンパク質も発見 京都大学ら
京都大学は2021年07月29日、慶應義塾大学、理化学研究所、Spiberと共同で、ジョロウグモ亜科4種のゲノムを決定した上でマルチオミクス解析を実施し、研究対象のクモ糸がこれまで考えられていた以上に複雑な複合素材である…詳細を見る -
脱水剤なしで常圧二酸化炭素からプラスチックを直接合成できる触媒プロセスを開発 東北大学ら
東北大学は2021年7月27日、同大学と大阪市立大学、日本製鉄の研究チームが、脱水剤を使用せずに常圧二酸化炭素からプラスチックを直接合成できる触媒プロセスを開発したと発表した。 二酸化炭素を有用な化学品に変換する手…詳細を見る -
植物由来成分を原料とした新規接着剤を開発――環境負荷物質を使用せず、応用範囲も広い 東レら
東レは2021年7月27日、環境負荷物質を使用しない植物由来成分を原料とした新規接着剤を開発し、東レ・デュポンおよび東レハイブリッドコードが同接着剤の接着技術を確立したと発表した。 タイヤや自動車用ホース、自動車用…詳細を見る -
新コンクリート「ジオポリマー」の流動性と耐凍害性を向上――寒冷地でも適用可能な低炭素型を開発 JFEスチールら
JFEスチールは2021年7月26日、東北大学、日本大学と共同で、製造時のCO2排出量を抑制できるアルカリ活性材料「ジオポリマー」の流動性と耐凍害性を高めることに成功したと発表した。 同社によるとジオポリマーは、製…詳細を見る -
ヘテロナノグラフェン構造を用い高効率/狭帯域の有機EL用青色蛍光体を開発 九州大学ら
茨城大学や九州大学、京都大学の研究グループは2021年7月21日、硫黄原子を導入した有機ホウ素化合物を活用して、優れた発光効率と色純度を持つ有機EL用の青色蛍光体の開発に成功したと発表した。この成果は、2021年7月15…詳細を見る -
4~1400Kにわたって熱膨張ゼロの新物質を発見
オーストラリア原子力科学技術機構(ANSTO)とニューサウスウェールズ大学(UNSW)の共同研究チームが、極めて広範囲の温度において膨張も収縮もしない、熱的に極めて安定な材料を発見した。スカンジウムとアルミニウム、タング…詳細を見る