カテゴリー:化学・素材系
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水系のインクとして金属有機構造体(MOF)をインクジェットインク化、家庭用プリンターで吐出可能に
GSアライアンスは2021年2月10日、水系のインクとして、金属有機構造体(MOF)の平均粒子径を約100~180nmの大きさとしたインクジェットインクを開発したと発表した。今回の開発では、MOFをインクジェットインク化…詳細を見る -
金属3Dプリンティングで問題となる空孔の発生過程を解明――不安定なキーホールの「崩壊」が原因
米カーネギーメロン大学は、金属積層造形(AM)において完成部品に弱い箇所を作ってしまう小さな気泡が、どのようにして形成され、凝固した金属内に閉じ込められるのかを明らかにした。この成果によって、いずれこの問題を回避するよう…詳細を見る -
綿あめ製造機でN95マスクと同等の帯電フィルター層を作る
沖縄科学技術大学院大学(OIST)のMahesh Bandi准教授は、綿菓子機を用いてN95マスクに採用されている帯電ポリマー層を作製する研究を進め、その製造プロセスについての解説を発表した。研究結果は、2020年11月…詳細を見る -
磁力を使って5分で接着――磁性硬化型接着剤を開発
シンガポールの南洋理工大学は、磁性を利用して硬化させる新しい接着剤を開発した。熱や光を使わずに、わずか5分で従来のエポキシ系接着剤と同等の強度に硬化する。フレキシブルデバイスや生分解性プラスチックなど熱に弱い素材にも利用…詳細を見る -
リチウムイオン電池負極の性能を向上させるナノ構造体の特定に成功――シリコンアノードを改良 沖縄科学技術大学院大学
沖縄科学技術大学院大学は2021年2月5日、リチウムイオン電池の負極(アノード)の性能を向上させるシリコンナノ構造体を特定したと発表した。 リチウムイオン電池は電力が強く持ち運びや充電が可能なことなどから、さまざま…詳細を見る -
屈折率を調整し、サブミクロン単位で集光可能な球状レンズを開発――光回路の実用化に貢献するか
米イリノイ大学が2020年12月3日、屈折率の調整が可能な3Dプリント製の球状レンズを開発したと発表した。この球状レンズは、入射してきた可視光をレンズ反対側の微小な焦点に集めることができるという。 研究成果はオープンジャ…詳細を見る -
トウガラシの辛み成分で太陽電池の効率を高める
中国の華東師範大学は、2021年1月13日、トウガラシに含まれる成分のカプサイシンが太陽電池の効率を高めるという研究成果を発表した。研究成果は『Joule』誌に2020年1月13日付で掲載されている。 ペロブスカイ…詳細を見る -
クモの巣からインスピレーションを得た新しいソフトロボット――対象物を静電接着して捕捉し自己清浄が可能
韓国のソウル大学校(SNU)は、クモが巣を作る方法を応用し、静電駆動と汚れよけコーティングを用いて、センシングや接着が可能で自浄能力を有する独自の人工クモの巣を作製した。 クモは必要最小限の構造を基にして巣を作る。…詳細を見る -
パナソニック、植物由来セルロースファイバーを70%高濃度で複合加工/成形加工する技術を開発
パナソニックは2021年2月4日、同社のマニュファクチャリングイノベーション本部が、植物由来のセルロースファイバーを70%の高濃度で樹脂に混ぜ込む複合加工技術と、それを製品化する成形加工技術を開発したと発表した。さらに、…詳細を見る -
世界最小の原子メモリユニットを開発
米テキサス大学オースティン校は、2020年11月19日、世界最小の原子メモリユニットを開発したと発表した。断面積をわずか1nm2(1平方ナノメートル)にまで縮小したという。研究成果は、『Nature Nanotechno…詳細を見る