カテゴリー:化学・素材系
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線幅0.6μmの電子配線を印刷可能な2元表面アーキテクトニクス技術を開発 NIMS
物質・材料研究機構(NIMS)は2021年5月27日、サブミクロンスケールの任意の領域を選択的に極性化し、金属ナノ粒子の選択吸着によって微細な電子配線を形成する印刷技術「2元表面アーキテクトニクス」を開発したと発表した。…詳細を見る -
スマートガラスの反応時間、新記録を樹立――切り替え可能な遮光ウィンドウの開発に貢献
スマートガラスはガラス内部に化学物質を封入し、電圧を印加することで酸化還元反応を起こし、カラスの色や透明度を変化させる。エレクトロクロミックガラスや、エレクトロミックデバイスとも呼ばれている。 ミュンヘン・ルートヴ…詳細を見る -
ガーベラの花の付き方がフィボナッチ数列に従う理由を解明
ヒマワリやガーベラのような植物は、筒状花という小さな花が多数集まって、頭花と呼ばれる1つの大きな花の形を形成している。筒状花は、フィボナッチ数列に従い螺旋を描いて並んでいることが知られている。今回、ヘルシンキ大学とカルガ…詳細を見る -
折り紙をヒントに路面に応じて形を変えるタイヤを開発――凸凹道も砂地も平気
ソウル大学校(SNU)は、ハーバード大学、韓国のタイヤメーカーHankook Tireと共同で、路面の状況に応じて走行中でもサイズを変えられるタイヤを開発した。折り紙の「Waterbomb Tessellation」パタ…詳細を見る -
お湯だけで堆肥化できる生分解性プラスチックを開発
カリフォルニア大学バークレー校の研究チームは、水と熱だけで簡単に堆肥化できるプラスチックを開発した。特殊加工した酵素を組み込むことで、通常は日用品として使用可能で、使用後に温水につけると数日後には分子レベルにまで分解され…詳細を見る -
カーボンナノチューブ強化特殊シリコン製ブレードでフレーム交換不要のフロントガラス用ワイパーを開発
韓国のKimbladeは、2021年3月23日、Kickstarterで自動車のフロントガラス用ワイパー「KIMBLADE NANO」を発表した。2021年5月12日までクラウドファンディングを実施し、目標額1万ドル(約…詳細を見る -
有毒金属と塩分を同時に除去し、きれいな水を製造するプロセスを開発
カリフォルニア大学バークレー校の研究チームが、海水や汽水から浄水を造り出す脱塩淡水化プロセスにおいて、塩分と同時に有毒なイオンや物質を1ステップで除去する手法を開発した。重金属イオンやボロンなどの中性物質を選択的に捕捉す…詳細を見る -
霧を用いて透明導電性薄膜をエコに製造 ニコンと東北大学の共同研究
ニコンと東北大学多元物質科学研究所は2021年5月20日、水に安定的に分散するITOナノ粒子を独自に開発し、有機溶媒を用いないカーボンニュートラルに貢献する成膜方法「ミストデポジション法」による透明導電性薄膜の製造に成功…詳細を見る -
プラスチックの射出成形技術を応用し、高純度石英ガラスを製造するプロセスを開発
ドイツのフライブルク大学の研究チームが、ベンチャー企業Glassomerと共同で、シリカナノコンポジット粒子を用いた射出成形技術および低温焼成技術により、任意の形状の透明ガラス製品を簡便かつ迅速に成形できるプロセスを開発…詳細を見る -
炭素繊維複合材料の放熱性を金属同等まで高める技術を創出――グラファイトシートを保護した熱伝導層を開発 東レ
東レは2021年5月19日、炭素繊維複合材料(「CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)」)の放熱性を金属同等まで高める高熱伝導化技術を創出したと発表した。CFRPにこの技術を用いると…詳細を見る