カテゴリー:化学・素材系
-
芝浦工大、セルロースからグルコースへの高効率な変換を促進するカーボン固体酸触媒を新開発
芝浦工業大学は2017年9月29日、植物に含まれるセルロースからグルコース(バイオエタノールを得るための中間材料となる)への変換を効率的に促進するための、カーボン固体酸触媒を新開発したと発表した。触媒作製も低コストで行う…詳細を見る -
東大と東北大など、固体中の電子がガラス化・結晶化するメカニズムを解明
東北大学と東京大学などは2017年9月29日、固体結晶中の電子がガラス化・結晶化するメカニズムを解明したと発表した。 ガラス状態は気体・液体・固体のどれとも異なる状態で、流動性がなく空間秩序を持たない。また、ガラス…詳細を見る -
京大、アルコールの酸化に有害な酸化剤を必要としない効率的な新規触媒を開発
京都大学は2017年9月29日、水溶媒中でアルコールの脱水素的酸化を効率的に進行させる新しいイリジウム触媒を開発したと発表した。 アルコールを酸化させアルデヒド、ケトンなどへ変換する反応は、有機化学の最も基本的かつ…詳細を見る -
電気を使わない冷却システムを開発――一般的なエアコンより21%の電力を削減可能
スタンフォード大学電気工学科のShanhui Fan教授の研究グループは2017年9月4日、電気を必要としない冷却装置の成果を「Nature Energy」に発表した。 同研究グループが発表した冷却装置は一般的な屋…詳細を見る -
常伝導磁石で41.4テスラの世界最高記録を達成――米強磁場研究所
アメリカの強磁場研究所(MagLab)が2017年8月21日に、新しく開発した強力な常伝導磁石で世界最高記録となる41.4テスラの磁場を作ることに成功した。 中国の研究グループが達成した38.5テスラという従来の世…詳細を見る -
NIMS、高価な触媒を使わず常圧のアンモニア合成に成功――アンモニア合成の低コスト化に期待
物質・材料研究機構(NIMS)は2017年9月28日、安価な液体ナトリウムに窒素と水素の混合ガスを通すだけでアンモニアを合成する反応を発見したと発表した。この反応を実用化できれば、アンモニア合成装置の小型化や合成の低コス…詳細を見る -
群馬大学、寒天とチョコレートで「食べられるARマーカー」を開発
群馬大学理工学部の奥寛雅准教授らは2017年9月28日、「食べられる拡張現実(AR)マーカー」を開発したと発表した。同ARマーカーをケーキ表面に設置して文字の投影を行ったところ、ケーキを移動・回転させても常にケーキ表面に…詳細を見る -
三菱ケミカル、ポリプロピレン・ポリ塩化ビニル接着用の接着性樹脂を発売
三菱ケミカルは2017年9月27日、接着性樹脂「モディック」について、ポリプロピレン(PP)とポリ塩化ビニル(PVC)を接着できる新グレードを開発したと発表した。 同社のモディックは、異種材料との接着性を付与した接…詳細を見る -
北大、常温で高い水素透過性を持つ水素分離膜の開発に成功。燃料電池などへの応用期待
北海道大学は2017年9月26日、古くからセラミックスとして利用されている窒化チタンを使った、常温でも高い水素透過性を持つ水素分離膜を開発したと発表した。 近年水素は、燃料電池などの普及にともないエネルギー源として…詳細を見る -
東芝、曲げられる太陽電池モジュールの低コスト・高効率化技術を開発
東芝は2017年9月25日、独自の塗布印刷技術を用いて、樹脂フィルム基板上にペロブスカイト太陽電池モジュールを作製し、5×5cmサイズのモジュールで世界最高となるエネルギー変換効率10.5%(一般財団法人電気安全環境研究…詳細を見る