カテゴリー:化学・素材系
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三菱レイヨンの炭素繊維材料「SMC」が新型プリウスPHVのバックドアの骨格に採用
三菱レイヨンは2017年3月6日、同社の炭素繊維材料「SMC(Sheet Molding Compound)」が、トヨタ自動車が2月15日に発売した新型「プリウスPHV」のバックドアの骨格に採用されたと発表した。 …詳細を見る -
成形性に優れるAl-Ca合金のヤング率が変化するメカニズムを解明
東北大学と日本軽金属は2017年3月3日、加工・熱処理によってAl-Ca合金のヤング率が変化するメカニズムを解明したと発表した。Al-Ca合金のヤング率を制御できるようになり、Feを添加して強度を上げたAl-Ca合金を実…詳細を見る -
液体金属を使って原子レベルの薄膜形成に成功――集積回路の積層技術を飛躍させるか
集積回路の処理能力の向上と製造コスト削減を図ろうと、同一面上に薄い電子チップを数多く積層する技術の研究が進んでいる。 しかし既存の製造技術では、スケールアップが難しかったり、550℃以上の高温でないと機能しなかった…詳細を見る -
東北大学、分子機械を統合制御し変形する「アメーバ型分子ロボット」を開発
東北大学は2017年2月28日、DNAやタンパク質などの生体分子からなる「分子機械」を人工細胞膜内に統合し、信号分子を認識し変形機構を制御する人工分子システム「アメーバ型分子ロボット」を開発したと発表した。 化学や…詳細を見る -
皮膚を模したハイドロゲルをMITが開発――乾燥を防ぎ、血管のように流体を流す
米マサチューセッツ工科大学は、人間の皮膚の構造から着想を得た水ベースの新材料を開発した。 既存のハイドロゲルやお菓子のゼリーなど、ゼラチン状のポリマーが幅広い用途で使われている。しかし水ベースの材料のため、乾燥すれ…詳細を見る -
芝浦工大など、CO2フリー水素の高効率な生産を可能にするISプロセス用の反応器を新開発
芝浦工業大学と量子科学技術研究開発機構は2017年3月2日、熱化学反応で水から水素を製造するISプロセスの高効率化が期待される「イオン交換膜型ブンゼン反応方式」の実用化に向けて、新開発のイオン交換膜と電極触媒を用いた反応…詳細を見る -
富士経済、炭素繊維複合材料の世界市場を調査――CFRTPは2025年頃から市場が大幅拡大
富士経済は、自動車や航空機など様々な用途で採用が増えている炭素繊維複合材料とそのキーマテリアルや関連部材・装置の市場を調査し、その結果を「炭素繊維複合材料(CFRP/CFRTP)関連技術・用途市場の展望2017」にまとめ…詳細を見る -
航空機を大幅に軽量化——金属より強度が高く、最大450℃に耐える高分子系複合材料
ロモノーソフ・モスクワ国立総合大学の研究チームがフタロニトリル・モノマーを活用し、高分子系複合材料のマトリックスに使える斬新な高分子材料を開発した。開発した材料は優れた耐熱性とともに、チタンやアルミ合金などの金属よりも高…詳細を見る -
積水化学工業、熱可塑型CFRPの連続異型成形技術を確立 大型・長尺品の生産が容易に
積水化学工業は2017年2月27日、熱可塑型CFRP(炭素繊維複合材料)の連続異型成形技術を世界で初めて確立したと発表した。従来の一般的なCFRP生産プロセスと比較して、生産性を大きく高められ、大型・長尺品の生産を容易化…詳細を見る -
磁場が超伝導を強化する——東北大、従来と異なる超伝導発現メカニズムを解明
東北大学金属材料研究所は2017年2月21日、ウラン化合物強磁性体(UCoGe)の超伝導発現メカニズムを解明したと発表した。極限環境下で物性実験を実施し、UCoGeでは磁場によって超伝導が強化されることを明らかにしたとい…詳細を見る