カテゴリー:化学・素材系
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水素液化に対応可能な磁気冷凍材料を開発 NIMSや東北大
物質・材料研究機構(NIMS)は2022年4月1日、東北大学、高輝度光科学研究センター(JASRI)と共同で、水素の液化に必要な全温度範囲(77~20K)に対応できる新たな高効率磁気冷凍用材料を開発したと発表した。低コス…詳細を見る -
傷は縫わずに貼って直す――MIT、縫合糸の代わりになる手術用「ダクトテープ」を開発
マサチューセッツ工科大学(MIT)を中心とする研究チームは、生体組織や臓器に粘着テープのように貼り付けて傷口を塞ぐ医療用パッチを開発した。貼り付けるだけで利用でき、従来の縫合糸に代わる組織修復剤として期待できる。研究成果…詳細を見る -
暗黒エネルギー分光器による調査から過去最大の宇宙3Dマップを作成
米エネルギー省ローレンス・バークレー国立研究所が2022年1月13日、これまでで最も大きく詳細な宇宙の3Dマップを作成したと発表した。マップの作成には暗黒エネルギー分光器(DESI)を用い、7カ月間を要した。これでもまだ…詳細を見る -
新手法により、燃料電池触媒の酸素還元反応活性を2倍以上向上 量研、東大、原子力機構
量子科学技術研究開発機構(量研)量子ビーム科学部門高崎量子応用研究所 プロジェクトリーダーの八巻徹也次長らの研究グループは2022年3月31日、東京大学、日本原子力研究開発機構とともに、イオンビーム照射した炭素材料に白金…詳細を見る -
合成ガスかエチレンか――二酸化炭素とエタンの反応を制御する触媒を開発
二酸化炭素(CO2)とエタン(C2H6)を反応させると、反応経路の違いにより合成ガス(水素と一酸化炭素が主成分)やエチレン(C2H4)など異なる化合物が生成する。温室効果ガスであるCO2と天然ガス中に含まれる炭化水素であ…詳細を見る -
設計どおりの相転移により大量のエネルギーを貯蔵/放出する「弾磁性」材料の開発
気体から液体、液体から固体など物質状態が相転移する際、エネルギーが吸収または放出される。相転移は状態間の変化だけでなく、例えば形状記憶合金のように、ある固体から別の固体への変化もあり、有効なエネルギー変換材料として応用さ…詳細を見る -
SiCパワー半導体向け6インチSiC単結晶基板の量産を開始 昭和電工
昭和電工は2022年3月28日、SiC(炭化ケイ素)パワー半導体向けSiCエピタキシャルウェハー(SiCエピウェハー)の材料となる、6インチ(150mm)のSiC単結晶基板(SiCウェハー)の量産を開始したと発表した。 …詳細を見る -
ストレッチャブルデバイス向けの伸縮性に優れた回路基板用フィルムを開発 東レ
東レは2022年3月24日、高い復元性と耐熱性を有する伸縮性フィルム「REACTIS(リアクティス)」の新グレードとして、回路基板に実装可能なフィルムを開発したと発表した。伸縮性があり衣服や体に装着できる「ストレッチャブ…詳細を見る -
金属の破壊メカニズムを3D可視化技術で解析――定説と異なる結果が明らかに 京大とJASRI
京都大学は2022年3月25日、同大工学部が高輝度光科学研究センター(JASRI)と共同で、大型シンクロトロン放射光施設SPring-8の設備を使い、金属が破壊される様子を直接観察できる「マルチモーダル3Dイメージング技…詳細を見る -
高潮と洪水の複合現象をリアルタイムで予測できる世界初の3次元モデル
ハリケーンハービー(2017年)とフローレンス(2018年)が襲ったとき、洪水を引き起こしたのはメキシコ湾と大西洋からの高潮だけではなかった。雨で膨らんだ川、湖、郊外の排水溝などの陸地からの水流も洪水に大きく影響した。当…詳細を見る