カテゴリー:化学・素材系
-
半導体材料の最適配合探索にかかる時間を数十年以上から数十秒に短縮 昭和電工
昭和電工は2022年2月10日、量子コンピューティング技術を活用し、半導体材料の最適な配合探索にかかる時間を大幅に高速化できることを実証したと発表した。従来の数十年以上から数十秒に短縮できたという。 半導体材料は、…詳細を見る -
ハーバード大、「量子スピン液体」と呼ばれる物質の状態を観測
ハーバード大学の研究チームが、「量子スピン液体」と呼ばれる物質状態を観察することに成功した。約半世紀前に予測されていたが、これまで実験的に観察されていなかったものだ。研究チームは、量子シミュレーターを用いて219個の原子…詳細を見る -
ペロブスカイト太陽電池を高効率化し安定化する技術を開発
リトアニアのカナウス工科大学(KTU)を中心とし、中国、イタリア、スイスなどの研究者からなる研究チームが、ペロブスカイト太陽電池薄膜の欠陥生成を抑制する新しい不動態化(パッシベーション)層材料を合成した。不動態化層に適し…詳細を見る -
原料は森の落ち葉――レーザー照射でエコなマイクロスーパーキャパシターを作製
KAIST(韓国科学技術院)の研究チームは、フェムト秒レーザーの直接照射により、落ち葉をマイクロスーパーキャパシターに変換する技術を開発した。研究成果は『Advanced Functional Materials』誌に、…詳細を見る -
高強度アルミニウム合金の水素脆化のメカニズムを解明―― 安価な添加元素で高強度化 九州大学ら
九州大学は2022年2月9日、同大学大学院工学研究院が岩手大学、京都大学、高輝度光科学研究センターと共同で、高強度アルミニウム合金の破壊防止法を確立したと発表した。 大型放射光施設SPring-8でのX線CTを利用…詳細を見る -
セラミックスが通電により柔軟になる性質を発見――異種材料接合などへの応用に期待 東大ら
東京大学は2022年2月7日、セラミックスに通電処理することで、硬度を維持しながら弾性率が低下して柔軟になる性質を発見したと発表した。 今回の発見は、物質・材料研究機構および名古屋大学との共同研究によるものだ。セラ…詳細を見る -
チョコレートのコーティングのように水素がパラジウム表面を覆う、新たな水素貯蔵方法を考案
自動車や航空機などの燃料や、製鉄、セメント製造において利用される水素は、燃焼時に二酸化炭素を発生しない次世代エネルギーとして期待されている。しかし、現状では水素ガスは最大700気圧の加圧タンクで保管するか、−253℃で冷…詳細を見る -
スポーティーな車に合う深みのある黒色の新漆黒めっき 豊田合成が開発
自動車部品事業が主力の豊田合成は2022年2月4日、「光輝感」と「深みのある黒色」を両立させ、スポーティーなデザインを表現する新しい樹脂めっき技術「新漆黒めっき」を開発したと発表した。 開発された新漆黒めっきは、2…詳細を見る -
骨折部に潜り込んで「骨」となるマイクロロボットを開発
スウェーデンのリンシェーピン大学と岡山大学の研究チームは、柔らかい組織が荷重に耐えられる構造に変化する骨の成長にヒントを得て、最初はさまざまな形に変形できる柔軟な素材が自律的に骨のように硬くなる技術を開発した。ソフトロボ…詳細を見る -
天然深共晶溶媒を用いて、木と石から100%天然バイオマス系生分解性プラスチックを開発 GSアライアンス
GSアライアンスは2022年2月2日、天然深共晶溶媒を用いて、木と石そのものから作った100%天然バイオマス系生分解性プラスチックを開発したと発表した。木や植物の成分を深共晶溶媒で膨潤、微分散、溶解し、加工して、熱可塑性…詳細を見る