カテゴリー:技術ニュース
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CO2を人工光合成で炭素資源へ高効率に変換——安価で多量にある銅とマンガンで
東京工業大学は2018年12月4日、卑金属である銅(Cu)とマンガン(Mn)の錯体から成る光触媒に可視光を照射すると、化石燃料に代わる有用な炭素資源である一酸化炭素(CO)やギ酸(HCOOH)に二酸化炭素(CO2)が効率…詳細を見る -
ミツバチのコーナリングもスローインファストアウトーーハイスピードカメラによるミツバチの飛行方法解析
車は猛スピードでカーブに進入すると、タイヤが横滑りを起こす。空中を飛び回るミツバチはどうやって急旋回しているのだろうか?豪クイーンズランド大学脳科学研究所の研究チームは、ハイスピードカメラを使って定量的に解析し、ミツバチ…詳細を見る -
スーパーアロイの耐熱性を飛躍的に高める「階層的材料設計」
アイダホ国立研究所の研究チームが、耐熱性を向上し破断寿命を何千時間も延ばすことができる、Ni基スーパーアロイの画期的な製造方法を考案した。耐熱性確保の基本となるγ' 析出相の内部に、更に微細なγ相を分散させる、「階層的材…詳細を見る -
東北大ら、膜展開式軌道離脱装置「DOM」搭載の超小型人工衛星2機をイプシロンロケット4号機で打ち上げ
東北大学は2018年12月13日、中島田鉄工所と共同で開発した超小型衛星用の膜展開式軌道離脱装置「DOM」を装備した超小型人工衛星2機を、現在計画中のイプシロンロケット4号機に搭載して2019年1月17日に打ち上げると発…詳細を見る -
RFIDタグをハックしろ――安価なバッテリーレスIoTデバイスを実現する研究
ウォータールー大学の研究者らは、バッテリーも充電も不要なスマートデバイスの実現に近づくための研究を行っている。 多くのIoTデバイスが普及しつつあるが、もしバッテリー不要で作動するデバイスが開発できれば、デバイスの…詳細を見る -
JR東海、ハイブリッド方式の次期特急車両(試験走行車)の新技術を発表――安全性を高める技術を複数導入
東海旅客鉄道(JR東海)は2018年12月12日、ハイブリッド方式の次期特急車両(試験走行車)について、新たに導入する技術を発表した。2019年末に走行試験を開始する予定だ。 今回発表したハイブリッド方式の車両には…詳細を見る -
イオン注入ドーピングを用いた縦型酸化ガリウムトランジスタ開発に初めて成功――低コストパワーデバイス量産へ NICTと東京農工大
情報通信研究機構(NICT)と東京農工大学は2018年12月12日、イオン注入ドーピング技術を用いた縦型酸化ガリウム(Ga2O3) トランジスタの開発に成功したと発表した。 電力変換に用いるパワースイッチングデバイ…詳細を見る -
太陽エネルギーで無限に飛び続けられる――翼長74mの軽量無人飛行機「Odysseus」
米Boeingの子会社Aurora Flight Sciencesは2018年11月14日、太陽光だけで飛行する無人飛行機「Odysseus(オデュッセウス)」を発表した。成層圏を長時間飛行する高高度擬似衛星で、気候変動…詳細を見る -
電気化学反応における量子-古典転移現象を発見――量子トンネル効果を利用した高効率なエネルギー変換機構の開発に期待
物質・材料研究機構(NIMS)は2018年12月11日、北海道大学との共同研究で、電気化学反応におけるプロトン移動が特定の条件下では、量子トンネル効果に支配されていることを発見したと発表した。さらに、この量子的過程は電位…詳細を見る -
電荷を繊維に「刺繍」する――スマートウェア向けにフレキシブルで軽量な電源を開発
ヘルスケア用途などに利用されるウェアラブルバイオセンサーにとって、軽量かつ長寿命の電源が重要な開発アイテムとなっている。マサチューセッツ大学アマースト校の研究チームは、「あらゆる衣類に電荷を保存できるパターンを刺繍する」…詳細を見る