カテゴリー:化学・素材系
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川崎重工、1万1200m3と世界最大級の液化水素貯蔵タンクの基本設計を完了――BORは極限まで抑制
川崎重工は2020年12月24日、世界最大級となる1万1200m3(貯蔵容量1万m3)の液化水素貯蔵タンクの基本設計を完了したと発表した。同タンクでは、マイナス253℃で体積を800分の1にした極低温の液化水素を大量に長…詳細を見る -
MIT、電源不要の冷却システムを開発――ラクダの毛皮がヒント
MITの研究チームは、ラクダの毛皮からヒントを得た新しい冷却用の材料を開発した。ハイドロゲルとエアロゲルの2層構造で、電源を必要としないパッシブシステムで、研究の詳細は『Joule』誌オンライン版に2020年11月11日…詳細を見る -
ガラスやプラスチックなどの反応容器を使用せずに化学反応を行う手法を開発――音響定在波を利用し物質を浮揚させ反応 慶應義塾大学
慶應義塾大学は2020年12月23日、同大学理工学部の研究グループが、空気中に反応溶液を浮揚させることで、ガラスやプラスチックなどの反応容器を使用せずに化学反応や生物有機合成反応を行う手法を提案したと発表した。浮揚させた…詳細を見る -
無音で飛行するフクロウの羽根の構造を解析――飛行機の騒音低下のヒントに
英ロンドン大学シティ校と独アーヘン工科大学の研究チームは、フクロウが静かに飛ぶ理由を、バイオミミックモデルと流体シミュレーションから明らかにした。風切羽の縁にあるぎざぎざした「セレーション(serration)」と呼ばれ…詳細を見る -
東大、安価なシリカコーティング技術を開発――紙をプラスチックの代わりに
東京大学は2020年12月18日、高い耐水性と適度な強度を紙に付与する安価で簡便なシリカコーティング技術「超越コーティング技術」を開発したと発表した。 近年、多量のプラスチック製品使用に伴うゴミの増加による環境破壊…詳細を見る -
使用済み食用油をバイオディーゼルに変えるマイクロスポンジを開発
オーストラリアのRMIT大学らの研究チームは、使用済みの食用油などさまざまな廃棄物をバイオディーゼルのような再利用可能な材料にリサイクルするマイクロスポンジを開発した。自然界の触媒である酵素から発想を得て開発されたマイク…詳細を見る -
軽量で優れた磁性材料を開発――密度はフェライトの1/4
フランスのポールパスカル研究センターとフィンランドのユヴァスキュラ大学の国際研究チームが、有機ラジカルと常磁性金属イオンから合成される金属有機構造体により、極めて軽量で高い保持力を持つ磁性材料を開発した。比較的シンプルな…詳細を見る -
液体アンモニア噴霧の安定燃焼に成功――アンモニアガスタービン発電の実用化に近づく 東北大
東北大学は2020年12月17日、東北大学流体科学研究所、IHI、産業技術総合研究所が共同で、高温旋回空気流を用いて液体アンモニア噴霧を安定燃焼させることに成功したと発表した。温室効果ガスを排出しないアンモニアガスタービ…詳細を見る -
アルミナジルコニア複合材料を使用した世界初の腐食環境用深溝玉軸受を開発――Siフリーで高い耐久性 ジェイテクト
ジェイテクトは2020年12月16日、耐食軸受シリーズ「コロガードプロベアリング」シリーズに、腐食環境用の深溝玉軸受「コロガードプロベアリング-AZ」を新たにラインアップしたと発表した。厳しい腐食環境下で使用する特殊環境…詳細を見る -
3Dバイオプリントを利用して膝軟骨を再生――膝の半月板を切除しない施術を目指す
米ウェイクフォレスト再生医療研究所(WFIRM)の研究チームは、軟骨組織を3Dバイオプリントする新しい方法を開発した。けがや関節炎で損傷した膝の機能回復に役立つ可能性がある。研究結果は、2020年9月25日付けの『Che…詳細を見る