カテゴリー:化学・素材系
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超高純度鉄の特徴が明らかに――優れた生体適合性を持ち、ストレス応答遺伝子の発現もない新奇生体材料 東北大学
東北大学大学院生命科学研究科 教授の東谷篤志氏ら研究グループは2020年5月13日、表面処理を施すことなく超高純度鉄(ABIKO-iron: 99.9996%)が各種の哺乳類培養細胞を接着、増殖させる基質となることを発表…詳細を見る -
無機有機ハイブリッド材料の新たな構造を発見――半導体照明でのより効率的な青色発光を可能にするか
米フロリダ州立大学(FSU)は、2020年4月24日、効率的な技術の可能性を示す無機有機ハイブリッド材料の新しい構造を発見したと発表した。研究成果は、2020年4月24付で『Science Advances』誌に掲載され…詳細を見る -
水素を貯蔵できるギ酸から水素を生成するメカニズムを解明――白金微粒子の触媒機構が明らかに 大阪市立大学
大阪市立大学は2020年5月11日、人工光合成の技術を応用し、水素の媒体分子として活用可能なギ酸(HCOOH)から、水素を生成するメカニズムを明らかにしたと発表した。 脱炭素社会に向けて水素エネルギーの活用が注目さ…詳細を見る -
金属表面の殺菌作用を高めるレーザー加工技術を開発
銅には殺菌作用があることは昔から知られていて、排水溝のストレーナーやたわしなど日用品にも使用されている。米パデュー大学の研究チームは、レーザーを使って銅の表面を特殊加工すると、さらに殺菌効果を上げられることを見出した。研…詳細を見る -
フェラーリ、人工呼吸器用のバルブと防護マスク用の付属品を製造開始――新型コロナ対応の多企業共同プロジェクト
フェラーリは2020年4月16日、新型コロナウイルス感染症患者を治療する医療従事者を支援する、多企業による共同プロジェクトとして、人工呼吸器バルブと防護マスクの取付具の製造を開始したと発表した。 フェラーリの試作車…詳細を見る -
日本書紀に記録された「赤気」は扇形オーロラ――天文学者と日本文学者が解明
日本最古の天文記録として知られる「日本書紀」に記された「赤気」が、近年の古典籍を用いたオーロラ研究で解明されてきた「扇形オーロラ」だと考えられると発表された。この研究は国立極地研究所と国文学研究資料館を中心とした研究グル…詳細を見る -
大気、熱、バイアスストレス耐性を持つ、高信頼性/高移動度電子輸送性有機半導体材料を開発
東京大学大学院新領域創成科学研究科は2020年5月2日、筑波大学、北里大学、産業技術総合研究所と共同で、高信頼性/高移動度で、大気、熱、バイアスストレス耐性を有し、実用に耐えうる塗布型n型有機半導体材料の開発に成功したと…詳細を見る -
東工大、131件の特許を期間限定で無償開放――新型コロナウイルス感染症後の社会再起動に向けた事業を支援
東京工業大学は2020年5月7日、「社会再起動技術推進事業(Social Rebooting Technology Initiative)」を立ち上げ、同学が保有する特許131件を一定期間、無償で開放するプロジェクトを開…詳細を見る -
炭素二原子分子の常温常圧での化学合成に成功、実験化学者と理論化学者の論争に終止符
東京大学は2020年5月1日、信州大学と理化学研究所と共同で、室温における炭素二原子分子(C2)の化学合成に成功したと発表した。実験化学者と理論化学者間で論争となっていたC2の化学結合について、電荷シフト結合を含む4つの…詳細を見る -
バクテリアで二酸化炭素を燃料に変える――人工光合成バイオハイブリッドシステムを開発、将来の火星探査も視野に
カリフォルニア大学バークレー校、ローレンスバークレー国立研究所の研究チームは、バクテリアとナノワイヤを組み合わせた人工光合成システムから、効率的に有機化合物を生産する技術を開発した。二酸化炭素と水から、燃料や薬品の原料と…詳細を見る