カテゴリー:化学・素材系
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名古屋大学、有機塩触媒によるエステルの実用的合成法を開発
名古屋大学は2018年2月27日、金属を含まない有機塩触媒によるカルボン酸エステルの効率的合成法を開発したと発表した。これまで触媒的な合成が困難だった高極性な糖類のエステルなどを効率的に高純度で製造できるようになり、医薬…詳細を見る -
突然壊れるセラミックス、バーチャルテストで高信頼に――強度のばらつきの解析手法を横国大が開発
横浜国立大学は2018年2月27日、セラミックス構造部材特有の強度のばらつきを予測する数値解析手法を開発したと発表した。材料の微視的な組織情報と関連付けることで破壊強度を予測する。このようなアプローチを採った解析手法は、…詳細を見る -
有機半導体の形状記憶現象を解明――分子マシンへの応用可能性
米イリノイ大学化学生体分子工学Ying Diao教授が率いる研究チームは、有機結晶の形状記憶効果を引き起こすメカニズムを解明したと発表した。電気エネルギーを使う無機トランジスター技術と比べ、より低エネルギーで可逆的な形状…詳細を見る -
TRIP鋼が高強度な理由を中性子回析測定により解明――車の衝突安全性向上や軽量化に期待
高エネルギー加速器研究機構は2018年2月26日、日本原子力研究開発機構、J-PARCセンター、兵庫県立大学、総合科学研究機構、京都大学が共同で、自動車などの構造部材などに用いられている「TRIP鋼」が高強度である理由を…詳細を見る -
従来の1.5倍のエネルギー密度と高い耐熱性――マクセルがリチウムイオン電池の高性能化技術を開発
マクセルは2018年2月26日、固体電解質とシリコン系負極材料を組み合わせたリチウムイオン電池の大容量化などの高性能化技術を開発したと発表した。 同社によると、リチウムイオン電池はさまざまな産業分野への利用が広まっ…詳細を見る -
OIST、キノコ型ナノ構造のバイオセンサーにより細胞培養のモニタリングに成功
沖縄科学技術大学院大学(OIST)は2018年2月23日、キノコ型ナノ構造のバイオセンサーを開発し、細胞培養をモニタリングすることに成功したと発表した。 ナノプラズモニックと呼ばれる、照射される光に対して、通常の反…詳細を見る -
NASAとボーイング、新型形状記憶合金による主翼端の折り畳みに成功――超音速飛行に有効な技術を実証
NASAとボーイングの共同研究チームが、新しい形状記憶合金を使い、飛行中に主翼の端部を折りたたむことに成功した。飛行試験は、NASAのSpanwise Adaptive Wing(SAW)プロジェクトの一部として、アーム…詳細を見る -
取り込む分子に応じて蛍光が大きく変化――溶媒蒸気の識別が可能な新しい分子集合体材料を作成
筑波大学は2018年2月21日、東京工業大学、京都大学と独ハイデルベルク大学との共同研究で、π共役デンドリマーから形成する多孔性マイクロ結晶の作成に成功したと発表した。今後は新しい分子識別材料としての応用が期待できるほか…詳細を見る -
超伝導になる準結晶を世界で初めて発見――名古屋大、豊田工業大などのグループ
名古屋大学は2018年1月20日、豊田工業大学、東北大学、豊田理化学研究所との共同研究により、超伝導になる準結晶を世界に先駆けて発見したと発表した。今後、新型の超伝導の解明につながることが期待される。 固体は結晶、…詳細を見る -
40%軽量化、引張強度は超々ジュラルミンの2倍以上――Bugatti、3Dプリンターでチタン製ブレーキキャリパーを製造
フランスの自動車メーカーBugattiは2018年1月、3Dプリンターを使って製造したチタン製ブレーキキャリパーを披露した。同部品の量産化に向けた車両試験を、2018年上半期にも開始する計画だ。 同部品のサイズは、…詳細を見る