カテゴリー:化学・素材系
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無数のベンゼン環が直線状に連結したポリアセンの合成に成功――光電子デバイスなどへの応用に期待 東大とJST
東京大学と科学技術振興機構(JST)は2023年5月9日、無数のベンゼン環が直線状に連結したポリアセンの合成に成功したと発表した。幅がベンゼン環1個分となっており、最も細いグラフェンとして今後の物性解明やナノデバイスなど…詳細を見る -
高次ネスティングベクトルによる二次元物質の電荷配列機構を解明 東北大学
東北大学は2023年5月8日、高次ネスティングベクトルによって二次元物質の電荷配列現象が生じていることを解明したと発表した。 グラフェンや遷移金属ダイカルコゲナイドなどの低次元の層状物質で見られる電荷密度波(CDW…詳細を見る -
純度が高く表面積が大きいペロブスカイト酸化物ナノ粒子を合成 東京工業大学
東京工業大学は2023年5月2日、純度が高く表面積が大きいペロブスカイト酸化物ナノ粒子を合成したと発表した。さまざまな有用有機化合物の高効率な合成につながることが期待される。 ペロブスカイト酸化物は、有害ガス成分を…詳細を見る -
酸素貯蔵材料の高速酸素脱離反応を可視化 東京工業大学、高輝度光科学研究センター、京都工芸繊維大学
東京工業大学は2023年5月2日、同大学や高輝度光科学研究センター、京都工芸繊維大学の研究グループが、酸素貯蔵材料の高速酸素脱離反応を可視化したと発表した。機能性材料の設計指針の構築や反応最適化に寄与することが期待される…詳細を見る -
培養鶏肉市販化へ――FDA、GOOD Meatに対して食品安全性を承認
アメリカのフードテック企業Eat Justの培養肉部門であるGOOD Meatは2023年3月21日、培養肉の市販前協議の一環として、FDA(アメリカ食品医薬品局)から「問題なし」との通知を受け取ったことを発表した。 …詳細を見る -
ナノ分散した超極細繊維「TEMPO酸化CNFシリーズ」の乾燥粉体品を開発 日本製紙
日本製紙は2023年4月27日、TEMPO酸化CNFシリーズの粉体品「Cellenpia TD-02X」(TD-02X)を開発し、サンプル提供を開始すると発表した。 TEMPO酸化CNFシリーズは、約3nmの完全に…詳細を見る -
アンモニア合成を促進する新しい水素化物を開発 東工大
東京工業大学は2023年4月28日、風力や太陽光などの再生可能エネルギーを利用し、CO2を排出しない方法で生成した水素を利用しながらアンモニアを合成する「グリーンアンモニア合成」の実現に向け、コバルト触媒と組み合わせるこ…詳細を見る -
新しい2D材料「MXene」を効率的に製造する手法を開発
シカゴ大学の研究チームが、遷移金属の2D層と炭素または窒素の2D層が交互に積層配列した2次元(2D)材料である「MXene(マキシン)」を、簡便かつ迅速、そして有毒な副産物を生成することなく製造する手法を発明した。201…詳細を見る -
高密度に酸基を有する高伝導高分子電解質膜を開発 名古屋大
名古屋大学は2023年4月18日、次世代燃料電池や水電解装置などでの利用が期待される、高密度に酸基を有する高伝導高分子電解質膜を新たに開発したと発表した。研究成果は2023年4月19日、アメリカ化学会雑誌「ACS App…詳細を見る -
熱を運ぶ粒子「フォノン」の流れを解明 東大など研究グループ
東京大学は2023年4月20日、同大学生産技術研究所らの研究グループが、熱を運ぶフォノンの流体的な振る舞いによる熱輸送の効果を理論的に明確にし、同位体を除去した高純度グラファイトで熱伝導が増強されることを実験によって確認…詳細を見る