カテゴリー:化学・素材系
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電極–イオン間の電子授受のしやすさを記述する新たな電気化学理論を提唱――二次電池の高性能化に寄与 東京大学
東京大学は2024年2月20日、同大学大学院工学系研究科の研究グループが、固体科学の概念を液体材料(電解液)に用いて、電極−イオン間の電子授受のしやすさ(電極電位)を記述する新たな電気化学理論を提唱したと発表した。二次電…詳細を見る -
電気刺激で骨の再生を促進――骨折の治癒期間を短縮する「圧電絆創膏」
韓国科学技術院(KAIST)材料科学工学科の研究チームが、全南大学校の研究チームと共同で、ハイドロキシアパタイト(HAp)の圧電性に基づく骨形成能力を利用し、生体内にインプラントして骨折の治癒期間を短縮できるフレキシブル…詳細を見る -
【2/20~26開催】fabcross for エンジニア おすすめ展示会・見本市、セミナー情報
エンジニアの皆さんのお仕事、キャリア形成に役立つ、展示会・見本市、セミナー情報を毎週お届けします。 ※掲載している展示会・見本市、セミナーの情報は、2/16時点のものとなります。申し込み状況は各サイトにてご確認頂けます…詳細を見る -
家具サイズを数分で造形――MIT、高速液体金属3Dプリンターを開発
マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者たちは、液体金属を使った高速プリントを可能にする積層造形技術を開発し、テーブルの脚や椅子のフレームのような大型部品を数分で製造できることを実証した。 液体金属造形(LMP:…詳細を見る -
クリプトン原子をカーボンナノチューブ内に閉じ込めて原子同士が結合する様子をリアルタイムで観察可能に
英ノッティンガム大学を中心とした研究チームは、貴ガス(希ガス)であるクリプトン(Kr)の原子をカーボンナノチューブ内に閉じ込めて1次元の気体を形成することに成功した。さらに、最先端の透過電子顕微鏡(TEM)法を用いて、K…詳細を見る -
ピッチ系炭素繊維を用いた、耐熱温度1500℃のCMC材料を開発 三菱ケミカルグループ
三菱ケミカルグループは2024年2月14日、ピッチ系炭素繊維を用いた高耐熱のセラミックマトリックスコンポジット(CMC)を発表した。耐熱温度は1500℃で、宇宙産業用途を中心に採用を目指す。 一般的なCMCは、セラ…詳細を見る -
光をエネルギーに変換して利用できる新しい酵母菌株を開発――ロドプシン遺伝子を単細胞酵母に移植
光からのエネルギーを利用できる酵母菌株が世界で初めて作り出された。この研究は米ジョージア工科大学によるもので、その詳細は2024年1月12日付で『Current Biology』に掲載された。 酵母は、暗所で発酵さ…詳細を見る -
二次元材料向けの紫外線で粘着力が低下するUVテープを開発し、グラフェンの転写に成功 NEDOら
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2024年2月13日、九州大学および日東電工と共同で、二次元材料に特化した紫外線で粘着力が低下する機能性テープ(UVテープ)を開発し、グラフェンの転写に成功したと発表した。…詳細を見る -
生分解性バイオポリエステル樹脂を開発――バイオマス度や柔軟性、加工性、裂け強度に優れる 三菱ケミカルグループ
三菱ケミカルグループは2024年2月9日、生分解性バイオポリエステル樹脂「SA916N」および「SA916F」を開発したと発表した。 両樹脂は、自然界の微生物による分解が可能。バイオマス度が60%以上と高く、柔軟性…詳細を見る -
フェムト秒レーザー光で、ガラスを「透明な半導体」に変える研究
スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)の研究チームが東京工業大学の科学者と共同で、フェムト秒レーザー光を用いてテルライト(TeO2)ガラス表面に光導電性回路を直接書き込むことに成功した。フェムト秒レーザー照射されたラ…詳細を見る