カテゴリー:化学・素材系
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鉄の海洋散布により二酸化炭素を除去する「海洋鉄肥沃化」技術
気候変動への対策として、温室効果ガスの排出削減に取り組むだけでなく、すでに大気中に放出された二酸化炭素を除去する必要がある。海洋の炭素貯蔵能力は非常に高く、大気の50倍以上、陸上植物と土壌の合計の15~20倍に達するとい…詳細を見る -
酸化モリブデンとカーボン系の複合粒子を合成できるプロセスを開発 名古屋工業大学
名古屋工業大学は2024年10月15日、同大学生命・応用化学類の研究グループが、常温かつ短時間で酸化モリブデンとカーボン系の複合粒子を合成できるプロセスを開発したと発表した。 安価で衛生的な飲料水を供給する手段とし…詳細を見る -
ムール貝に着想を得た脱着可能な水中接着剤を開発――ドーパミンと温度応答性高分子で構成 東北大学
東北大学は2024年10月11日、ムール貝が岩などに付着する能力から着想を得た、水中での脱着が可能なハイドロゲル接着剤を開発したと発表した。生体環境のような濡れた表面に材料を結合させることも可能で、医療機器の生体表面への…詳細を見る -
子どもが産まれて3Dプリンターをめっちゃ使うようになった話——「育治具」作りからキーボードケース販売まで
2024年3月に子どもが産まれたのですが、意外なことに産む前よりも3Dプリンターをよく使うようになりました。赤子を連れて慣れぬ外出で100円ショップに行くより、3Dプリントする方が楽。また、家にこもりがちで「今日も何もや…詳細を見る -
元素を組み合わせて化合物をつくるカードゲームがMakuakeに登場
日刊工業新聞社出版局は、元素を組み合わせて化合物をつくるカードゲーム「ゲンジャラ」のクラウドファンディングを実施している。化学に興味を持ってもらうためのツールで、化学や元素をカードゲームを通じて自然に学べる。クラウドファ…詳細を見る -
宝石廃棄物から高品質のルビーを成長させる、環境に優しい技術を開発
西イングランド大学ブリストル校(UWE Bristol)は2024年9月3日、同大学の研究者が、プラチナの指輪の中で宝石廃棄物から実物大のルビーを成長させる技術を開発したと発表した。同技術は、宝石業界に変革をもたらす可能…詳細を見る -
水を用いてビニル系プラスチックから炭素資源を回収できる技術を開発 信州大学と海洋研究開発機構
信州大学は2024年10月7日、同大学および海洋研究開発機構の共同研究チームが、水を用いてビニル系プラスチックから炭素資源を回収できる技術を開発したと発表した。 プラスチックによる環境汚染への対策として、使用済みの…詳細を見る -
EVのバッテリーの安全性を高める、200mのグラフェン膜を製造する技術を開発
英スウォンジー大学は2024年8月29日、同大学と中国の武漢理工大学、深圳大学の国際共同研究チームが、大規模なグラフェン膜の製造技術を開発したと発表した。同技術は、リチウムイオン電池(LIB)などのエネルギー貯蔵システム…詳細を見る -
基本ブロックをあらかじめ配列し、組み上げるゼオライトの新合成法を開発 産総研
産業技術総合研究所(産総研)は2024年10月3日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)や科学技術振興機構(JST)との研究グループが、ゼオライトの基本構造をあらかじめ配列させて組み上げる新たな合成手法を開発し…詳細を見る -
海岸線の侵食を止める――帯電させた砂で「ナチュラルセメント」を開発
気候変動や海面上昇に伴い、海岸浸食の脅威は高まっている。21世紀末までに世界の海岸の26%が流出するという報告もある。この問題の解決策として、米ノースウェスタン大学の研究チームは、アサリやムール貝のような貝殻をもつ軟体動…詳細を見る