カテゴリー:エンジニア分野別
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熱力学を駆使して高温融体と過冷凝固の理論化に取り組むパイオニア――千葉工業大学 先端材料工学研究室
長年に渡って日本の基幹産業を支えてきた鉄を中心とした金属素材の研究は、歴史ある鉄鋼工学や金属工学といった学問として体系化され、確立されてきた分野と言えるだろう。また、最近では古典的で重厚長大なイメージを払しょくするため、…詳細を見る -
強い人工クモ糸を作るには新たな糸タンパクが必要――オニグモの糸遺伝子解明によって判明 慶應義塾大
慶應義塾大学先端生命科学研究所は2019年6月18日、コガネグモ科オニグモのゲノムを決定し、クモ糸タンパクとそれに関連する遺伝子の全貌を明らかにし、糸遺伝子の系統解析に成功したと発表した。研究の結果、MaSp3やSpiC…詳細を見る -
ペロブスカイト太陽電池にエポキシ樹脂製の保護層を施すことで、環境に漏出する鉛の量を大幅削減 OIST
沖縄科学技術大学院大学(OIST)は2019年6月14日、エポキシ樹脂製の保護層がペロブスカイト太陽電池の汚染物質の漏出防止に役立つことをOISTの研究者が報告したと発表した。自己修復作用のあるエポキシ樹脂の層をペロブス…詳細を見る -
亜酸化銅を用いたタンデム型太陽電池の効率、結晶Si太陽電池単体の効率を超える 東芝
東芝は2019年6月18日、透明化した亜酸化銅(Cu2O)を用いたタンデム型太陽電池において、結晶シリコン(Si)太陽電池単体での発電効率を上回る効率の実証に成功したと発表した。結晶Si太陽電池単体の効率は22%だが、開…詳細を見る -
衝撃力を緩和する折り紙構造のショックアブソーバー――宇宙船の着陸脚やドローンへの応用も
スペースXの「Falcon 9」のようなロケットは、打ち上げ後に逆噴射しながら降下、着陸し、再利用できるよう設計されている。着地の直前に相対速度がゼロになるよう、強力な逆噴射が行われるが、接地する瞬間に着陸脚が受ける衝撃…詳細を見る -
中国産業用ロボット市場、2025年には9838億円に――組立/搬送系の大幅な伸びが市場拡大をけん引 富士経済調査
富士経済は2019年6月17日、中国の産業用ロボット市場調査結果を発表した。それによると、2018年の同市場規模は3705億円で、2025年にはその2.7倍となる9838億円に成長すると予測している。 中国の産業用…詳細を見る -
二硫化レニウムがひずみ方向によって逆のピエゾ抵抗効果を示すことを発見 金沢大学
金沢大学は2019年6月17日、中国およびドイツの研究者と共同で、二硫化レニウムの二次元結晶薄膜に与えるひずみの方向によって、正負逆のピエゾ抵抗効果を示すことを発見したと発表した。 ピエゾ抵抗効果は、半導体や金属に…詳細を見る -
東工大、二酸化炭素を資源に変える有機分子触媒を発見――高選択性と高回転数を両立
東京工業大学は2019年6月17日、二酸化炭素(CO2)の資源化反応において、高い選択性と回転数を両立させる有機分子触媒を発見したと発表した。今回新たに触媒として見出したのは、ギ酸有機アンモニウムの一種の「ギ酸テトラブチ…詳細を見る -
量子ドットに閉じ込められた電子の幾何学的配置を実験で特定することに成功
スイスのバーゼル大学の研究チームは、量子ドット内の単一電子の幾何学的配置を特定する方法を発見したと発表した。電子の波動関数がサブナノスケールの精度で分かるため、電子スピンの制御の改善、ひいては量子コンピュータの発展につな…詳細を見る -
乗用車向けエアレスタイヤ「アプティス・プロトタイプ」2024年に一般市場に投入へ ミシュランとGM
ミシュランとゼネラルモーターズ(GM)は2019年6月14日、乗用車向けの新世代エアレスホイールテクノロジーである「ミシュランアプティス・プロトタイプ」を持続可能なモビリティのサミット「Movin'On 2019」で公開…詳細を見る