カテゴリー:エンジニア分野別
-
産総研などが開発のトレンチゲート型SJ-MOSFET、SiCトランジスタの世界最小オン抵抗を達成――EVの電力変換システムなどで利用へ
産業技術総合研究所(産総研)は2018年12月4日、炭化ケイ素(SiC)半導体を用いた1.2kV耐電圧クラスのトレンチゲート型スーパージャンクション(SJ)MOSFETを開発したと発表した。富士電機、住友電気工業、トヨタ…詳細を見る -
米粒よりも小さい世界最小の光学式ジャイロスコープ
カリフォルニア工科大学(Caltech)のエンジニアチームが、米粒よりも小さい世界最小の光学式ジャイロスコープを開発した。 スマートフォンなどのポータブルデバイスに搭載されているジャイロスコープは、振動子が回転して…詳細を見る -
産業廃棄物を最先端材料に――セルロースナノファイバーの複合化による廃プラスチックの機械的特性向上に成功
GSアライアンスは2018年12月3日、産業廃棄物プラスチックなどから作った再生プラスチックペレットにセルロースナノファイバーを複合化させ、引張強度などの機械的特性を向上させることに成功したと発表した。 植物由来で…詳細を見る -
日立金属、高い耐食性と耐土砂摩擦性を併せ持つ硬質粒子分散型クロム基合金を開発――掘削機器を長寿命化
日立金属は2018年12月3日、地下資源掘削機器向けに、高い耐食性と耐土砂摩擦性を併せ持つ硬質粒子分散型クロム基合金を開発したと発表した。掘削機器の部品表面にこの合金を肉盛りすることで、機器の長寿命化や保守作業軽減につな…詳細を見る -
レアメタル不要、導電性を約4倍に高めた有機透明導電材料――都市大がタッチパネル電極などで実用化へ
東京都市大学は2018年11月30日、独自開発した多孔質層を持つガラス(HNLガラス)に、導電性プラスチックPEDOTを結合させた有機透明導電材料を開発したと発表した。高価で生成過程が複雑な酸化インジウムすず(ITO)の…詳細を見る -
光を当てると潤滑油や粘接着剤がサラサラに? 東大とKEK、溶媒不要の高分子形状リセット法を考案
東京大学と高エネルギ-加速器研究機構(KEK)は2018年11月30日、紫外光(UV)を当てることで液体状態のまま流動性を変えられるシリコーン材料を開発したと発表した。市販のブラックライトを当てるだけで、高分子の形状を簡…詳細を見る -
画期的な撥水性を実現――MIT、コーティング不要でどんな液体もはじく表面を開発
MITの研究チームが、ナノテクノロジーを利用してどんな液体もはじく表面を作成する手法を開発した。エッチング技術等により、表面にナノ構造を構築することによって、特別なコーティング処理なしに、持続性のある撥液性を実現したもの…詳細を見る -
金属を飛躍的に強化する――ナノ双晶傾斜構造材料がもたらす新しい製造技術
米国ブラウン大学と中国科学院金属研究所の共同研究チームが、金属結晶における微細構造であるナノ双晶を制御して、強くて耐久性のある金属を作る手法を考案した。ナノ双晶は、微細な直線境界の両側で線対称のツイン結晶を持つ構造である…詳細を見る -
ジェイテクト、補機駆動軸の信頼性を向上する「ディーゼル機関車用ゴムカップリング付補機駆動軸」を開発
ジェイテクトは2018年11月29日、ディーゼル機関車や気動車向けのゴムカップリング付補機駆動軸を開発したと発表した。ユニバーサルジョイントの追加と独自のゴムカップリング支持構造の採用により、補機駆動軸の信頼性を向上して…詳細を見る -
AGC、超低損失とデザイン性を実現した5G向け合成石英ガラスアンテナを開発――車載/室内外用アンテナで実用化
AGCは2018年11月29日、伝送損失が低くて透明な、5G向け合成石英ガラスアンテナの開発に成功したと発表した。今後は車載用や室内外用アンテナなどでの実用化に向けた研究開発を進め、2019年からサンプル提供を開始する。…詳細を見る