カテゴリー:化学・素材系
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水中でも数カ月濡れない――ミズグモをヒントに、画期的な超撥水性表面を開発
大気中の酸素しか取り込めない肺を持っているにもかかわらず、水中で暮らすクモがいる。ミズグモ(Argyroneta aquatica)という名のこのクモは、何百万本ものざらざらとした撥水性の微毛に蓄えられた空気を水からのバ…詳細を見る -
安定した水素製造技術の開発に向けて、光電気化学材料の劣化機構を解明
ハンブルク大学とドイツ電子シンクロトロン、ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンの研究チームが、光で水を水素と酸素に分解できる、光電気化学材料の劣化機構を解明した。 同研究成果は2023年8月28日、「Ange…詳細を見る -
リチウムイオン電池の正極活物質として有効な、コバルト酸リチウムを低温/短時間で合成する手法を開発 北海道大と神戸大
北海道大学大学院理学研究院は2023年10月25日、神戸大学と共同で、低温かつ短時間で、リチウムイオン電池の正極活物質として使用されている、コバルト酸リチウムを合成する手法「ハイドロフラックス法」を開発したと発表した。3…詳細を見る -
5種の貴金属のみで構成された世界初のハイエントロピー合金粉末を開発――量産工程を確立 田中貴金属工業
田中貴金属工業は2023年10月25日、10μm以下の微細な粒径と高い結晶性を兼ね備え、組成の均一性に優れた貴金属のみで構成された、世界初となる「ハイエントロピー合金粉末」を開発したと発表した。量産工程を確立しており、ハ…詳細を見る -
グリース劣化診断技術を用いたモバイルアプリの開発を開始――現場で短時間/高精度に点検可能 日本精工
日本精工は2023年10月25日、グリース劣化診断技術を用いたモバイルアプリの開発を開始すると発表した。2025年度のサービス開始を目指す。 軸受やボールねじ、リニアガイドなどを用いる産業機械においては、グリース劣…詳細を見る -
水系ナトリウムイオン二次電池のセパレーター向け ナトリウムイオン伝導性固体電解質の合成に成功 オハラ
オハラは2023年10月20日、水系ナトリウムイオン二次電池のセパレーターとして活用できる、防水性とイオン伝導性に優れた、ナトリウムイオン伝導性固体電解質の合成に成功したと発表した。 従来の大型蓄電池向け電池が抱え…詳細を見る -
高性能熱電材料「Ba1/3CoO2」の単結晶化に成功――サファイア基板上から単結晶膜を剥離 北海道大学ら
北海道大学は2023年10月20日、名古屋大学および釜山大学と共同で、高温・空気中でも安定な高性能熱電材料「Ba1/3CoO2」の単結晶化に成功したと発表した。 熱電材料は、工場や自動車から排出される高温の排熱を再…詳細を見る -
わずか20分で廃バッテリーから98%の金属材料をリサイクルする技術を開発
高性能充電池に必要なレアメタルは、クリーンエネルギー技術の成長とともに今後数十年にわたり増加する見込みだ。アメリカのライス大学の研究チームは、「ブラックマス」と呼ばれるリチウムイオン電池を熱処理した粉末から、直接金属を回…詳細を見る -
生体物質とガラスを組み合わせた、鋼鉄より高強度で軽量な素材の開発
米コロンビア大学とコネチカット大学、ブルックヘブン国立研究所の共同研究チームが、生体物質とガラスを組み合わせて、鋼鉄より高強度で非常に軽量な素材を開発した。 同研究成果は2023年6月27日、「Cell Repor…詳細を見る -
3種のモードを備えた調光ガラス――可視光と近赤外光を独立して遮断できる新素材を開発
ノースカロライナ州立大学を中心とする研究チームが、単一材料で可視領域と近赤外領域の光線を独立して遮断できる、「デュアルバンド型」エレクトロクロミズム材料を開発した。建物の次世代型スマート窓ガラスとして、普通の透明ガラスモ…詳細を見る