カテゴリー:化学・素材系
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廃プラスチックをアップサイクルして石鹸を作る
プラスチックごみが問題となる中、廃プラスチックを価値のある化合物の原料として利用することは魅力的だ。バージニア工科大学の研究チームは、プラスチックから石鹸を作る手法を開発した。プラスチックを界面活性剤として知られる化合物…詳細を見る -
QST基板上でのGaN剥離、異種材料基板への接合技術を開発――縦型GaNパワーデバイスの実現に寄与 OKIと信越化学工業
OKIと信越化学工業は2023年9月5日、QST基板からGaN機能層のみを剥離し、異種材料基板に接合する技術を開発したと発表した。GaNの縦型導電が可能となるため、大電流を制御できる縦型GaNパワーデバイスの実現に寄与す…詳細を見る -
コーヒーかすを再利用――バイオ炭を使ってコンクリートを30%強化する
オーストラリアの研究チームは、使用済みのコーヒーを原料とするバイオ炭を開発し、このバイオ炭を用いてコンクリートの強度を約30%向上することに成功した。貴重な資源になりつつある砂の代替品として、有機性廃棄物を利用できる可能…詳細を見る -
月でもインナーは清潔に――ESA、洗濯不要の宇宙服用繊維を開発
欧州宇宙機関(ESA)が惑星探査用のテキスタイルを開発するプロジェクトの一環として、洗濯なしで衛生状態を保つ宇宙服のインナー開発に取り組んでいる。活用するのは微生物の二次代謝産物だ。 月面や宇宙空間で使用される宇宙…詳細を見る -
誘電体ナノキューブ単層膜と多層グラフェン膜の交互積層プロセス技術を開発 産総研
産業技術総合研究所(産総研)は2023年9月1日、誘電体材料のチタン酸バリウム(BTO)のナノキュープ単層膜と多層グラフェン膜の交互積層プロセス技術を開発したと発表した。 小型電子機器の重要な部品の1つである積層セ…詳細を見る -
モルフォ蝶がヒント――カラフルで冷却効果のあるフィルムを開発
夏の暑い日、白色の衣料を着ると他の色よりも涼しく感じるだろう。これは他の色よりも太陽光を反射する率が高いためだ。他の色、例えば黒色や青色は、赤や緑の光を吸収して発熱するため、暑くなる。これに対して、中南米に生息する「モル…詳細を見る -
植物由来の次世代素材を採用した水上オートバイなどを発売 ヤマハ発動機
ヤマハ発動機は2023年8月25日、植物由来のセルロースナノファイバー(CNF)強化樹脂を使った部品を水上オートバイ「ウェーブランナー」などに採用し、北米で販売を開始したと発表した。CNF強化樹脂を使った輸送機器部品の量…詳細を見る -
廃棄木材を鋼鉄並みの素材に再生する、DARPAの「WUD」プログラム
アメリカ国防高等研究計画局(DARPA)は、廃材や段ボール、紙などのセルロース系廃棄物を再利用し、軽量で強度の高い素材に作り変える「WUD(Waste Upcycling for Defense)」プログラムを推進してい…詳細を見る -
メタンをグリーン水素や高性能材料に変える、可視光を用いた技術を発明
米セントラルフロリダ大学(UCF)の研究チームが2023年8月11日、可視光を使って、メタンをグリーン水素や高性能材料に変える技術を発表した。メタンはリサイクルされることがほとんどない有害排出物であり、CO2の28倍の温…詳細を見る -
湿度に応じて機械/電気的エネルギーを発生する「キチン質薄膜」――蝶の構造から着想
シンガポール工科・デザイン大学は、周囲の湿度に応じて自律的に伸縮する特性によって、機械的な力や電気を発生させることができる、「キチン(chitin)質」薄膜を開発した。この研究成果は、2023年7月6日付で『Advanc…詳細を見る