カテゴリー:化学・素材系
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セルロースの固有複屈折を解明――光学部材としての本格的な活用に期待 阪大
大阪大学は2019年4月17日、同大学の研究グループがセルロースの基礎的な光学制御性能である「固有複屈折」を解明したと発表した。 木材などから得られるセルロースナノファイバーは、成膜すると柔軟で高強度かつ低熱膨張性…詳細を見る -
航空機向け真空圧成形プリプレグを開発――オートクレーブを使用しない実物大部材成形で高品質を実証 東レ
東レは2019年4月18日、中間素材として、高温高圧釜(オートクレーブ)を使用せずとも高品位で力学特性に優れた炭素繊維強化プラスチック(Carbon Fiber Reinforced Plastics、以下CFRP)成形…詳細を見る -
着るだけで心電図を計測できるスマートウェアを開発――起毛ドライ電極と独自の評価装置を用いた設計最適化により実現 産総研ら
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2019年4月18日、産業技術総合研究所(産総研)と名古屋大学がNEDOプロジェクトにおいて、心電図を計測できるスマートウェアを開発したと発表した。着るだけで心臓疾患の正確…詳細を見る -
グラフェンとシリコンを結合させた高速デバイスを開発――シリコン半導体の限界を超える
デラウェア大学の研究チームが、携帯電話やコンピューター間の高速通信を可能にする、グラフェン-シリコン高速デバイスを開発した。シリコンのPIN接合に、グラフェン層を結合することにより、デバイスの応答性を向上するとともに光電…詳細を見る -
新たな相転移現象「無拡散等温オメガ変態」をチタン合金にて発見し、その機構を解明 大阪大と東北大
大阪大学と東北大学は2019年4月17日、室温近傍で時々刻々と相転移が進行する新しい相転移「無拡散等温オメガ変態」が存在することを実証し、その機構を解明したと発表した。 航空機などの構造用材料や生体医療用材料に欠か…詳細を見る -
ホットスタンピング向け高熱伝導率金型用鋼「DHA-HS1」開発 大同特殊鋼
大同特殊鋼は2019年4月15日、ホットスタンピング工法に適した金型用鋼「DHA-HS1」を開発し、2019年4月から販売開始したと発表した。 燃費向上を目的とした自動車部品の軽量化が進む中、ホットスタンピング工法…詳細を見る -
チップ接合の信頼性と作業効率を高める材料システム「ダイトップシステム」を開発 ヘレウス
ヘレウスは2019年4月15日、パワーエレクトロニクスのチップ接合の信頼性を高め、作業を効率化する材料システム「ダイトップシステム」(DTS)を開発したと発表した。 これまで、パワーエレクトロニクスにおけるチップ上…詳細を見る -
ギネスビールがはらむ半世紀来の謎が解明――泡が織りなす模様の発生原因が明らかに 阪大ら
大阪大学は2019年4月11日、コップに注いだギネスビールの泡が作り出す模様が、雨水が傾斜面を下降する際に現れる模様(転波)と同様に、コップの傾斜面を液体の塊が転がり落ちているものであることを、同大大学院基礎工学研究科の…詳細を見る -
ニッケル錯体の安定化に成功――キレート剤であるピンサー配位子を分子修飾 OIST
沖縄科学技術大学(OIST)は2019年4月12日、博士課程学生のセバスチャン・ラポインテ氏が、金属の中心と結合しているキレート剤であるピンサー配位子を分子修飾し、この配位子が反応性の高い錯体を安定化できることを突き止め…詳細を見る -
積分方程式を解けるメタマテリアルデバイスを考案――高速アナログコンピューターに応用できる技術
ペンシルバニア大学の研究チームが、積分方程式を解くことのできるメタマテリアルデバイスを考案した。入力パラメータにより符号化された入射電磁波が、積分方程式の核函数を機械的に構造化したメタマテリアルによって処理され、符号化さ…詳細を見る