カテゴリー:化学・素材系
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小惑星のサンプルを持ち帰る「OSIRIS-Rex」ミッション――NASAが回収作業を準備中
アメリカ航空宇宙局(NASA)は、太陽や惑星の起源の解明などを目的として、小惑星ベンヌで収集した土壌サンプルを持ち帰る、「OSIRIS-Rex」ミッションを推進している。今回、2020年10月に採集したサンプルが2023…詳細を見る -
高強度マグネシウム合金の強度が、高温押出加工で増加するメカニズムを解明 原子力機構と熊本大学
日本原子力研究開発機構は2023年8月15日、原子力機構J-PARCセンターと熊本大学の研究グループが、高強度マグネシウム合金(Mg97Zn1Y2合金。以下、LPSO-Mg合金)が高温押出加工によって強度が大きく増加する…詳細を見る -
日本の創薬ベンチャー、「永久歯の再生」に向けた治験を開始
歯科領域における日本の創薬ベンチャーであるトレジェムバイオファーマは、歯の発生過程に関わる「USAG-1遺伝子」を抑制する中和抗体によって、歯が欠如した「無歯症」のモデル動物の欠損した歯が再生することを明らかにした。 …詳細を見る -
薄膜転写技術で異種材料結晶をシリコン光回路上に集積――マイクロトランスファープリンティング技術を開発 東工大と産総研
東京工業大学は2023年8月10日、産業技術総合研究所(AIST)と共同で、薄膜転写技術を用いて異種材料結晶を微小な薄膜シールに加工し、シリコン光回路上に集積する「マイクロトランスファープリンティング」技術を発表した。こ…詳細を見る -
高性能ガラスシミュレーションモデルに予期せぬ構造化を発見――低温液体状態を詳細に研究 東京大学
東京大学は2023年8月8日、結晶化や相分離を起こさないように、いろいろな大きさの粒子を組み合わせることで最近開発された並外れたガラス形成能力を持つ2次元液体モデルと、粒子サイズの入れ替えを許すモンテカルロ法を組み合わせ…詳細を見る -
コピーできないQRコードを実現――甲虫や蝶の羽のように発色するコレステリック液晶を開発
名古屋大学の研究チームが、輝度の高い艶があって見る方向によって色が変化する、甲虫の外殻表面や蝶の羽根の発色メカニズムを模倣することによって、偽造防止が可能なQRコードを作成する手法を考案した。研究成果が、2023年7月9…詳細を見る -
加熱水素を用いて高炉製鉄でCO2の22%削減を確認 日本製鉄など
日本製鉄は2023年8月4日、東日本製鉄所君津地区の水素還元試験炉(内容量12m3)で行っている製鉄時のCO2削減技術の開発試験で、世界最高水準となる高炉本体からのCO2排出量削減効果22%を確認したと発表した。 …詳細を見る -
多重CRISPRによるゲノム編集を施した持続可能な木材を開発
ノースカロライナ州立大学の研究チームが、多重CRISPRによるゲノム編集をポプラの樹木に施すことで、パルプ製造過程で生じる温室効果ガスや化学廃棄物の原因を減らせる、持続可能な木材を開発した。 同研究成果は2023年…詳細を見る -
二酸化炭素にのみゲートを開いて吸着する、フレキシブル多孔性材料を発表 京都大学アイセムス
京都大学アイセムスの北川進特別教授らの研究グループは2023年8月2日、中国同済大学と共同で、さまざまなガス分子の中から、二酸化炭素(CO2)に対してのみゲートを開いて吸着するフレキシブル多孔性材料を発表した。これまで未…詳細を見る -
よく伸びて自己修復能や形状記憶能を有する新素材を、廃棄物ゼロで調製することに成功 熊本大学
熊本大学は2023年8月1日、タンニン酸(TA)と超高分子量のポリエチレングリコール(PEO)を水中で混合すると、ゴム状によく伸びるゲル(TaPeO ゲル)が得られることを明らかにしたと発表した。水分を含んだ状態でTaP…詳細を見る