カテゴリー:電気・電子系
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セレン化スズに外部圧力を加えると熱電性能が2倍以上に増大――圧力による電子バレーの制御により熱電性能の向上に成功 阪大ら
大阪大学は2019年6月7日、東京大学との共同研究において、高性能熱電材料であるセレン化スズに外部圧力を加えることで、室温を含む幅広い温度範囲で、熱電性能が2倍以上に増大することを発見したと発表した。 熱電変換技術…詳細を見る -
有機ELの新たな発光機構を発見――三重項励起子を低電圧で選択的に形成 理研と東大ら
理化学研究所(理研)は2019年6月6日、東京大学らとの国際共同研究グループが有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)デバイスにおいて重要な役割を担う三重項励起子を低電圧で選択的に形成する新たな機構を発見したと発表した。…詳細を見る -
消費電力を64%削減した無線基地局向け高効率パワーアンプを開発――5G基地局の低消費電力化に貢献 東芝
東芝は2019年6月5日、消費電力を従来から64%削減した無線基地局向け高効率パワーアンプを開発したと発表した。 無線基地局向けパワーアンプは、携帯電話などの端末に送信される無線信号を増幅する装置で、消費電力が大き…詳細を見る -
2030年のパワー半導体の世界市場、2018年比でSiCは4230億円(10.8倍)、GaNは1085億円(60.3倍)に 富士経済予測
パワー半導体市場規模は全体として堅調に推移 富士経済は2019年6月5日、自動車/電装分野を中心に需要増加が期待されるパワー半導体の世界市場を調査し、その結果を「2019年版 次世代パワーデバイス&パワエレ関連機器市場…詳細を見る -
日本の半導体市場、2019年はマイナス成長も2020年には回復の見込み――世界半導体市場と同様に推移 世界半導体市場統計
世界半導体市場統計(WSTS)は2019年6月4日、2019年春季における半導体市場予測の結果を発表した。世界の半導体市場、日本の半導体市場とも2019年はマイナス成長となるが、2020年にはプラス成長に転じる見込みだと…詳細を見る -
NTT、241GHzの帯域を有する増幅器ICを開発――光通信に適用で1レーン当たり容量を約10倍に
NTTは2019年6月3日、241GHzの帯域を有する増幅器ICの開発に成功したと発表した。同社によると、この241GHzの帯域は世界で最も広い帯域だという。光通信への適用により、1レーン当たりの容量を約10倍に拡大する…詳細を見る -
シンプルで万能なカオス信号を生成する手法を発見――小型で効率的、低消費電力なデバイスを作製 東京工業大学
東京工業大学は2019年6月4日、ルドビコ・ミナティ特任准教授と伊藤浩之准教授らの研究グループが、「カオス信号」を生成する集積回路の作製法を新たに提案したと発表した。互いに接続された3つの「リング型発振器」を利用し、発振…詳細を見る -
高精度指向性の5G向けミリ波帯フェーズドアレイ無線機を開発――安価で量産可能なシリコンCMOS集積回路を用いる 東工大とNEC
東京工業大学は2019年6月3日、NECと共同で、高精度指向性制御が可能な第5世代移動通信システム(5G)向けのミリ波帯フェーズドアレイ無線機を開発したと発表した。 5Gなどで使用されるミリ波の通信は、波長が短いた…詳細を見る -
OIST、古典的なフラクトンモデルがホログラフィーの特性を通して重力と関係することを発見――重力をシミュレーションできる可能性も
沖縄科学技術大学院大学(OIST)は2019年5月29日、フラクトンモデルと呼ばれる古典的なモデルが、ホログラフィーの特性を通して重力と関係があることを明らかにしたと発表した。 重力はニュートンに発見された後も、ア…詳細を見る -
蓄電池の電流密度分布をリアルタイムに非破壊で画像診断するシステムを開発――全数検査により安全性が向上 Integral Geometry Scienceと神戸大
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2019年5月29日、Integral Geometry Scienceと神戸大学が共同で、蓄電地の電流密度分布をリアルタイムかつ非破壊で画像診断できるシステム「FOCUS…詳細を見る