カテゴリー:電気・電子系
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グラフェン内で液体のように動き続ける電子――低電力デバイスの開発につながる挙動を解明
レンセラー工科大学(RPI)とインドのQuazar Technologiesの研究チームは、グラフェンへAC電圧を印加した場合に発生する電流の挙動を、シミュレーションによって示した。電圧の印加を止めても電流が流れるため、…詳細を見る -
5G対応アンテナをスマートフォンの機外に貼付する「超微細金属メッシュ配線フィルム」を開発 DNP
大日本印刷(DNP)は2019年5月17日、通信用の高感度なアンテナとして、線幅1µmの金属メッシュをフィルム形状にした「超微細金属メッシュ配線フィルム」を開発したと発表した。透明なフィルムに配線を組み込んでおり、5G対…詳細を見る -
コンデンサの静電容量を7%にまで低減する電解コンデンサレス技術を開発――インバータの長寿命化や薄型化に貢献 ダイヤモンド電機
ダイヤモンド電機は2019年5月15日、インバータに必須のコンデンサの静電容量を7%にまで低減する電解コンデンサレス技術を開発したと発表した。 省エネ機器には一般的に、電解コンデンサを用いるインバータや、高調波電流…詳細を見る -
グラフェンスポンジがリチウム硫黄電池の安定化に寄与
将来の電力需要を満たすためには、新たな電池技術は欠かせない。その選択肢のひとつが、リチウムイオン電池の5倍以上の理論エネルギー密度を持つリチウム硫黄電池だ。 リチウム硫黄電池の実用化に向けて世界各地で活発に研究開発…詳細を見る -
新しいX線計測手法で超高強度レーザーによる固体の等積加熱のメカニズムを解明 大阪大学など
大阪大学は2019年5月13日、ネバダ大学(米国)、理研Spring-8、欧州XFEL(ドイツ)、イエナ大学(ドイツ)、カリフォルニア大学(米国)、ローレンスリバモア国立研究所(米国)との国際共同研究チームが、超高強度レ…詳細を見る -
1つの試料で超伝導の発現条件を明らかに――強相関物質を用いた有機トランジスタで、電子の「数」と「動きやすさ」を同時に制御 理研など
理化学研究所は2019年5月11日、強相関物質を用いて柔軟な有機トランジスタを作製し、1つの試料で電子の数と動きやすさを同時に制御することで、超伝導の発現条件を明らかにしたと発表した。同研究は、自然科学研究機構分子科学研…詳細を見る -
量子反強磁性体におけるトリプロン準粒子の分散関係がSSH模型を実現 東北大学など
東北大学多元物質科学研究所、東京工業大学理学院、日本原子力研究開発機構J-PARCセンターは2019年5月10日、化学式Ba2CuSi2O6Cl2で表される量子反強磁性体において、トリプロンと呼ばれる磁気準粒子がトポロジ…詳細を見る -
宇宙機向け集積回路を少量生産システムで製造――投資額を従来比約1/1000の数億円に JAXA
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と産業技術総合研究所(産総研)は2019年5月10日、宇宙用の集積回路を少量生産システム(ミニマルファブ)で製造できることを実証したと発表した。産総研によりミニマルファブ用に開発されたSO…詳細を見る -
固体ナトリウムイオン電池の性能を改善する有機電極を開発
ヒューストン大学は、固体ナトリウムイオン電池のエネルギー密度と安定性の両方を大幅に改善する有機カソード(負極)を開発し、科学ジャーナル『Joule』に発表した。この有機電極には、負極-固体電解質間の抵抗界面の可逆変化と、…詳細を見る -
NASAのオーロラ観測ミッション――ノルウェー海上空にカラフルな雲を発生させる
NASAは2019年4月5日、ノルウェーのアンドイ宇宙センターからAZURE(Auroral Zone Upwelling Rocket Experiment)ミッションの2機の観測ロケットを打ち上げた。 AZUR…詳細を見る