カテゴリー:化学・素材系
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高品質なペロブスカイト薄膜の汎用性の高い成膜手法を開発――ペロブスカイト薄膜の大面積塗工が可能に 京都大学
京都大学は2019年5月28日、独自開発の高純度化前駆体材料を用いた汎用性の高い塗工プロセスで、高品質なペロブスカイト薄膜が作製できることを発見したと発表した。同手法により、再現性良く高い光電変換効率を示す太陽電池セル(…詳細を見る -
新規の暖色白色LED用蛍光体を開発――ガラス中にオレンジ色と青~緑色に発光する2種類の蛍光体結晶を均一に析出 京都大学
京都大学は2019年5月28日、ガラスの結晶化技術を用いた新規白色LED用蛍光体の開発に成功したと発表した。この蛍光体は現在普及している蛍光体より演色性が高く、高耐熱性でハイパワー光源への適用が可能な材料の開発が期待され…詳細を見る -
大出力真空レーザー溶接技術を開発し鋼板生産に適用――クラッド鋼板の生産性が向上 JFEスチール
JFEスチールは2019年5月22日、定格出力30kWの大出力レーザーによる真空溶接技術を開発し、クラッド鋼板の製造工程に導入したと発表した。同社によると、同出力クラスの真空レーザー溶接が鉄鋼生産ラインへ適用されるのは世…詳細を見る -
マグネシウム二次電池に適した新たな電極材料を開発 東京理科大
東京理科大学は2019年5月24日、マグネシウム二次電池のカソード候補となる岩塩型物質の合成に成功したと発表した。 マグネシウム二次電池はエネルギー密度が高くかつ毒性も低いことから、現在主流のリチウムイオン電池に代…詳細を見る -
分子レベルで分解し、何度でもリサイクルできる新プラスチック「PDK」
米国エネルギー省(DOE)所管であるローレンスバークレー国立研究所の研究チームは、プラスチックごみによる海洋汚染の解決に一石を投じる新しい材料を発表した。「PDK(poly(diketoenamine)、ポリジケトンアミ…詳細を見る -
衝撃破壊の瞬間、材料に何が起こるのか――パルスX線の応用でナノ秒間に起こる現象の目撃に成功 KEKら
高エネルギ-加速器研究機構(KEK)は2019年5月23日、熊本大学や東京工業大学らと共同で、KEKの放射光実験施設「フォトンファクトリー・アドバンストリング(PF-AR)」を用いて、金属内に伝搬する衝撃波によってナノ秒…詳細を見る -
回転摩擦を62%低減する「低フリクションハブベアリングIII」を開発――燃費改善により給油当たり4.5~5.5km走行距離が増加 NTN
NTNは2019年5月22日、回転フリクションを従来品比で62%低減した「低フリクションハブベアリングIII」を開発したと発表した。 近年の自動車の燃費向上やCO2排出規制の強化により、タイヤの回転を支えるハブベア…詳細を見る -
金属とプラスチックなどの異素材を簡単に接着できる新タイプの「DNP粘接着フィルム」を開発 大日本印刷
大日本印刷(DNP)は2019年5月22日、金属やプラスチックなどの異なる素材を接着できる「DNP粘接着フィルム」の新タイプを開発したと発表した。 近年、自動車などの軽量化のため、金属素材の一部をプラスチックや炭素…詳細を見る -
磁性がレーザー照射によって変わる「磁化反転」の仕組みを解明――スピンが流体のように振る舞う
コロラド大学ボルダー校の科学者たちは、極薄の磁石をレーザーで照射すると、一時的に磁力を失い、その後再び磁力が復活し、磁性が反転する場合があるという現象の仕組みを解明した。この「磁化反転」は、レーザー照射によって磁石内のス…詳細を見る -
リチウムイオン伝導性と輸率を向上させた電解質膜を作製――室温で動作する全固体二次電池の開発が可能に 首都大学東京
首都大学東京は2019年5月21日、従来よりもリチウムイオン伝導性と輸率を著しく向上させた電解質膜を開発したと発表した。この電解質膜を用いることで、現在、有機全固体電池では開発が困難な、室温で十分に作動する全固体二次電池…詳細を見る