カテゴリー:化学・素材系
-
高いキャリア移動度を有し、低電圧で駆動可能な有機半導体材料を発見――フレキシブルディスプレイなどでの応用に期待 理化学研究所
理化学研究所は2021年7月5日、高いキャリア移動度を有しながら、低電圧で駆動可能な有機半導体材料を発見したと発表した。 有機半導体材料は、軽量でフレキシブルという特性を有する一方で、無機半導体材料と比べてキャリア…詳細を見る -
バイオエタノールを燃料とした固体酸化物型燃料電池を開発――水素以外の燃料による燃料電池の開発促進に期待 GSアライアンス
GSアライアンスは2021年7月6日、同社が開発している固体酸化物型燃料電池用の電極や固体電解質などを応用し、バイオエタノールを燃料とした固体酸化物型燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)を開発…詳細を見る -
重要な情報を選択的に記憶するグラフェン/ダイヤモンド光記憶素子を発見――脳型イメージセンサーや記憶するカメラの開発に期待 名古屋大学
名古屋大学は2021年7月2日、光刺激の頻度が多いほど長時間その光情報を記憶する、グラフェン/ダイヤモンド光記憶素子を発見したと発表した。 本研究では、グラフェンとダイヤモンドを積層複合化し、その積層界面に記憶され…詳細を見る -
樹木を伐採せずにバイオマスを得る―― AIが制御する世界最小の「収穫ロボット」
植物の代謝物は、マラリア治療薬となるアルテミニシン、樹液に含まれる天然ゴムやバイオ燃料などのように非常に重要な化学物質を多く含んでいる。デンマーク工科大学の研究チームは、ニューラルネットワークと機械学習を利用して、機械処…詳細を見る -
年間数十億トンの二酸化炭素を海水から抽出、固体の鉱物にして永続的に貯留する手法
海水から二酸化炭素を抽出することで、毎年何十億トンもの二酸化炭素を大気中から取り除き回収する手法が提案された。この研究は米カリフォルニア大学ロサンゼルス校によるもので、2021年1月12日付で『ACS Sustainab…詳細を見る -
カーボンナノチューブ塊を良好にほぐして性能最大化する技術、車載用スピーカーに採用
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2021年7月1日、NEDOのプロジェクトにおいてGSIクレオスが開発したカーボンナノチューブ(CNT)の性能を最大限に発現させる技術が、三菱電機に採用されたと発表した。車…詳細を見る -
加熱せずにチタン合金表面に硬質な窒化層を短時間で形成――多機能チタン合金の開発につながる成果 静岡大学ら
静岡大学は2021年6月30日、同大学、東京電機大学、ヤマハ発動機の共同研究グループが,加熱することなくチタン合金表面に硬質な窒化層を短時間で形成させることに成功したと発表した。処理時間が30秒ほどに短縮され、加熱による…詳細を見る -
エネルギー損失なく海水から飲料水を生成できる蒸発装置が登場――水資源に恵まれない地域の水問題を解決
気候変動や人口増加といった要因を受けて、世界の水問題が深刻化する中、南オーストラリア大学のHaolan Xu准教授が率いる研究チームは、水資源の脆弱な地域での運用が可能な太陽熱蒸発装置を開発している。 同大学が20…詳細を見る -
異種材料を簡便かつ強固に接合できるフィルム形状の接合技術「WelQuick」を開発――ニーズに合わせた多様な接着方法が適用可能 昭和電工
昭和電工は2021年6月28日、樹脂と金属などの異種材料を簡便かつ強固に接合できるフィルムタイプの接合技術「WelQuick」を開発したと発表した。 従来、異種材料の接合には、液状接着剤やホットメルト接着剤を使った…詳細を見る -
セミクラスレートハイドレート生成過程の過冷却を抑制するメカニズムを解明 早稲田大学など
潜熱蓄熱の研究開発に取り組んでいる早稲田大学、大阪大学、パナソニックの研究グループは、2021年6月22日、「セミクラスレートハイドレート(SCH)」の生成過程で起こる過冷却現象を抑制するメカニズムを解明したと発表した。…詳細を見る