カテゴリー:化学・素材系
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スチールよりも強くて軽量――MIT、2次元ポリマーを合成する新たな重合プロセスを考案
MITの研究チームが、2次元シート状ポリマー材料を合成する、安定性と量産性に優れた新しい重合プロセスを考案した。溶液中で2次元状に自己組織化する重縮合反応を利用し、非常に安定した強固な2次元構造が得られるため、軽量で耐久…詳細を見る -
核融合炉ブランケットの新概念として、900℃の高温で機能する高純度の液体リチウム鉛合金を大量合成 東京工業大学ら
東京工業大学 科学技術創成研究院 ゼロカーボンエネルギー研究所 近藤正聡准教授らは2022年2月24日、横浜国立大学、量子科学技術研究開発機構と共同で、核融合炉ブランケットの冷却材の新概念として検討されている液体金属の研…詳細を見る -
CO2を瞬時に固体炭素に変換する新技術――重工業分野の脱炭素化を後押しし、CO2の排出防止と再利用を目指す
二酸化炭素(CO2)を瞬時に固体炭素に変える新しいCO2除去技術が開発された。この研究は豪ロイヤルメルボルン工科大学(RMIT)を中心とした研究チームによるもので、2022年1月17日付で『Energy & En…詳細を見る -
耐酸化性を向上させたプリンテッドエレクトロニクス用インクを開発―― 銅・ニッケル系コアシェル構造 NIMS
物質・材料研究機構(NIMS)は2022年2月22日、耐酸化性を向上させたプリンテッドエレクトロニクス用インクを開発したと発表した。銅・ニッケルコアシェル構造を自己組織化的に形成するもので、安価で安定な金属インクとしての…詳細を見る -
棒グラフの落とし穴――5人に1人が平均値を読み間違うと判明
気候変動、公衆衛生、経済など、さまざまな統計データを表す際、見た目のシンプルさから、棒グラフが用いられることがある。しかし、その単純さと見やすさゆえに、棒グラフは多くの人に誤解を与えていると、米ウェルズリー大学の研究チー…詳細を見る -
3Dプリンターで曲がるOLEDを作製――自家製ディスプレイも実現可能に
ミネソタ大学ツインシティー校の研究チームは、1台の3Dプリンターで電極や発光層をプリントし、柔軟なOLEDディスプレイを作製することに成功した。将来、工場の大規模設備でなくても、家庭用3Dプリンターでディスプレイを自作で…詳細を見る -
特定疾患の視力を回復――埋め込み型人工視覚システムが動物実験を完了
近い将来、特定の疾患による視覚障害を持つ人々は、人工視覚デバイスのインプラントで視力を回復できるかもしれない。シドニー大学とニューサウスウェールズ大学の研究チームは、網膜色素変性症などの患者の視力回復を目的とした埋め込み…詳細を見る -
工場の排ガスから二酸化炭素を除去し有益な化学物質を生成する新しい触媒――グリーン経済を加速する大きな一歩に
工場から排出される二酸化炭素を除去し、商業的に価値のある化学物質を生成できる新しい触媒が開発された。この研究は米オレゴン州立大学の研究者が率いる研究チームによるもので、2021年12月22日付で『Journal of M…詳細を見る -
低抵抗と高い透過率を兼ね備えた一括両面配線透明導電フィルムを商品化 パナソニック
パナソニック インダストリーは2022年2月16日、低抵抗と高い透過率の特長を兼ね備えた「透明導電フィルム」を商品化したと発表した。業界初となる「ロール to ロール独自工法」により、一括両面配線としている。 タッ…詳細を見る -
宇宙での太陽光発電システム構築に向けて一歩前進――太陽エネルギーのRF変換実証に成功
米空軍研究所(AFRL)と米Northrop Grummanは、宇宙から地上への電力供給システムの構築に向けて、太陽エネルギーを無線周波数(RF)に変換する実験に成功したと発表した。 このプロジェクトは「Space…詳細を見る