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高性能熱電デバイスの開発も――優れた熱電特性につながるメカニズムを解明
ノースウエスタン大学とブルックヘブン国立研究所の共同研究チームが、テルル化銀ガリウム(AgGaTe2)材料における特異な熱収縮と低い熱伝導率のメカニズムを明らかにすることに成功した。高い電気伝導度と低い熱伝導度が両立する…詳細を見る -
2つの膜を使う新設計のレドックスフロー電池――低コストかつ長期的なエネルギー貯蔵に期待
エンジニアと化学者たちの研究チームが、膜を2つ使う新しい設計のポリサルファイド(polysulfide)-空気レドックスフロー電池(PSA RFB)を開発した。これは、長期的なエネルギー貯蔵を低コストで可能にする鍵となる…詳細を見る -
充電中に二酸化炭素を吸収するスーパーキャパシターを開発
ケンブリッジ大学の研究チームが、空気中から低コストで効率よく二酸化炭素(CO2)を吸着し貯蔵できるスーパーキャパシターを設計し、CO2捕捉容量を増大させることに成功した。 スーパーキャパシターの充電中にCO2を選択…詳細を見る -
データサイエンスで材料開発――AI材料選定フレームワーク「AIMS」
テキサスA&M大学の研究チームが、機械学習に基づく人工知能材料選定フレームワーク(AIMS)を用いて、変態温度ヒステリシスが最も小さい新しい形状記憶合金を見出すことに成功した。これまでのNi-Ti系形状記憶合金の中で、ア…詳細を見る -
引張超弾性6%を示すニッケル/チタン形状記憶合金の3D印刷技術を開発
テキサスA&M大学の研究チームが、金属3D印刷法の一種であるレーザー粉末床溶融結合法によって、優れた引張超弾性を示す形状記憶合金を作製することに成功した。従来の3D印刷法による形状記憶合金に比べ、最大超弾性を2倍にすると…詳細を見る -
金属を10倍強化できる可能性も――MIT、超高速加工による結晶粒微細化メカニズムを解明
MITの研究チームが、金属材料を超高速で加工変形させたときに起こるナノスケールの結晶粒微細化メカニズムを、先端的の物理解析機器および電子顕微鏡を用いて明らかにすることに成功した。レーザー誘起粒子射出法により、10μmの銅…詳細を見る -
3Dプリント製で再利用可能――推力20万ポンドの多段燃焼ロケットエンジンを発表
ロケット推進システムの開発を専門とする米Ursa Majorは2022年6月2日、部品の多くを3Dプリントで作った多段燃焼エンジン「Arroway」を発表した。再利用可能で、アメリカの国家安全保障ミッション、商用衛星の打…詳細を見る -
応力テンソルを制御した低コストで高精度な光学部品の形成技術を開発 MIT
宇宙望遠鏡やX線ミラー、ディスプレイパネルなどの軽量で高精度な光学系の技術は、過去数十年で大きく発展した。しかし、微細構造を持つミラーやプレートの表面は、応力を受けたコーティング材によってひずみ、光学性能を劣化させること…詳細を見る -
循環型社会を目指す――米Ford、自動車の廃プラスチックをグラフェンにアップサイクル
米ライス大学と米Fordは、廃車に含まれるプラスチックを効率的にリサイクルできるプロセスを開発した。独自の「フラッシュグラフェン製造技術」を活用して、自動車のバンパーやシートをもとにグラフェンに変換し、さらにそのグラフェ…詳細を見る -
自然界がヒント――高い機械的特性と自己センシングを備えた3Dプリント多孔質構造体を開発
英グラスゴー大学を中心とする国際研究チームは、自然界の構造から着想を得た、新しい3Dプリント材料を開発した。一般的な工業用プラスチックとカーボンナノチューブを組み合わせることで、軽量で丈夫なだけでなく、自己検知機能を持た…詳細を見る