カテゴリー:技術ニュース
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金属3D造形での金属表面構造制御により接着剤なしでCFRP/チタン合金を高強度接合 東北大学ら
東北大学大学院工学研究科と同流体科学研究所は2022年5月26日、ジャムコと共同で、3D積層造形した金属基板に炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を直接圧着した接合体を作製し、現行の接着剤接合と同等以上のせん断接着強度を…詳細を見る -
ドイツの水素飛行機「HY4」が、飛行高度の新記録を達成
ゼロエミッション飛行に取り組む独H2FLYは2022年4月19日、水素燃料電池を使用する動力で飛行するデモ機「HY4」が、飛行高度の世界記録を更新したと発表した。 H2FLYは2014年以来、CO2フリーの推進シス…詳細を見る -
廃材を燃料に――エタノールを製造するカーボンニュートラルなプロセスを開発
世界的な気候変動を抑制するためには、CO2の大幅な削減が必要だとされている。トウモロコシなどのデンプン質原料や木材、ワラなどリグノセルロース系バイオマスの糖分を発酵させて製造するエタノールは、カーボンニュートラルな燃料と…詳細を見る -
高温の輻射熱を電力に変換――MITとNREL、熱光起電力を使う高効率熱エンジンを開発
マサチューセッツ工科大学(MIT)と国立再生可能エネルギー研究所(NREL)の研究チームは、蒸気タービンに匹敵する効率を発揮しつつ、可動部品がなくメンテナンスが容易な、新しい熱エンジンを開発した。高温の熱源からの輻射を利…詳細を見る -
鉄筋コンクリート構造体の腐食予測に必要な新たなアプローチを提案
スイスとアメリカ、カナダ、ノルウェーの研究者グループが、鉄筋コンクリート構造における腐食損傷を予測する理論において、従来の臨界塩化物イオン濃度だけに頼らない新しいアプローチの必要性を提唱している。多孔性のコンクリートの特…詳細を見る -
オジギソウを用いた小型バルブを開発――究極のクリーンデバイスの実現に寄与 理化学研究所
理化学研究所は2022年5月23日、オジギソウが外界の刺激を感知して運動する機能を利用して、枝に軽く触れるだけで開閉可能な小型のバルブを開発したと発表した。小型医療診断デバイスや生化学実験ツールに加えて、小型で電源不要な…詳細を見る -
液体燃料を高分子ゲルに含有する安全な貯蔵法を発見――蒸発速度を抑制 芝浦工大と東京工大
芝浦工業大学は2022年5月24日、同大学工学部機械機能工学科および東京工業大学工学院機械系の研究チームが、液体燃料を高分子ゲルに含有する安全な貯蔵法を見出したと発表した。液体燃料の安全な輸送や貯蔵、利用に寄与することが…詳細を見る -
人間の皮膚のように「感じる」3Dプリント製センサー内蔵の指先
英ブリストル大学の研究チームは、人間の触覚の仕組みを模倣して3Dプリントで作った人工触覚センサーを用いて、その触覚データと人間の触覚の神経記録とを比較した。その結果、驚くほどの一致が見られ、人工の指先が本物に似た人工的な…詳細を見る -
リチウム金属などの針状析出発生抑制に成功――金属負極電池の実用化に向けた重要な一歩 東北大学
東北大学は2022年5月19日、アルカリ負極蓄電池の実現に向け、リチウム金属などの針状析出の発生を抑えることに成功したと発表した。 炭素系負極(グラファイト)と遷移金属酸化物正極を使用したリチウムイオン電池は、理論…詳細を見る -
米海軍、レーザー兵器によるドローンの撃墜実験に成功
米海軍は2022年2月、全電気式の高エネルギーレーザー兵器を、ニューメキシコ州のホワイトサンズ・ミサイル発射場でテストした。このテストでは、実戦での標的である亜音速巡航ミサイルの代用として高速飛行型のドローンを使用し、撃…詳細を見る