カテゴリー:化学・素材系
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室温で強誘電性を示す「柔粘性/強誘電性結晶」を開発――環境に優しい非鉛センサー材料として期待 北海道大
北海道大学は2019年6月19日、小さな電場で分極反転可能で、柔らかくて押すと伸びて拡がる新しい「柔粘性/強誘電性結晶」を開発したと発表した。 強誘電体は、自発的な電気分極を持ち、ある大きさを超えた電場がかかると分…詳細を見る -
準2D構造を持つ透明な金属薄膜の生成に成功――新たな光電子デバイスにも期待
モスクワ物理工科大学MIPTの研究チームが、層状の結晶構造を持たない金属である金(Au)に対して、二硫化モリブデン(MoS2)の単原子層を接着層として用いることで、厚さ数原子という準2D構造を持つ連続的薄膜を生成すること…詳細を見る -
熱力学を駆使して高温融体と過冷凝固の理論化に取り組むパイオニア――千葉工業大学 先端材料工学研究室
長年に渡って日本の基幹産業を支えてきた鉄を中心とした金属素材の研究は、歴史ある鉄鋼工学や金属工学といった学問として体系化され、確立されてきた分野と言えるだろう。また、最近では古典的で重厚長大なイメージを払しょくするため、…詳細を見る -
強い人工クモ糸を作るには新たな糸タンパクが必要――オニグモの糸遺伝子解明によって判明 慶應義塾大
慶應義塾大学先端生命科学研究所は2019年6月18日、コガネグモ科オニグモのゲノムを決定し、クモ糸タンパクとそれに関連する遺伝子の全貌を明らかにし、糸遺伝子の系統解析に成功したと発表した。研究の結果、MaSp3やSpiC…詳細を見る -
ペロブスカイト太陽電池にエポキシ樹脂製の保護層を施すことで、環境に漏出する鉛の量を大幅削減 OIST
沖縄科学技術大学院大学(OIST)は2019年6月14日、エポキシ樹脂製の保護層がペロブスカイト太陽電池の汚染物質の漏出防止に役立つことをOISTの研究者が報告したと発表した。自己修復作用のあるエポキシ樹脂の層をペロブス…詳細を見る -
東工大、二酸化炭素を資源に変える有機分子触媒を発見――高選択性と高回転数を両立
東京工業大学は2019年6月17日、二酸化炭素(CO2)の資源化反応において、高い選択性と回転数を両立させる有機分子触媒を発見したと発表した。今回新たに触媒として見出したのは、ギ酸有機アンモニウムの一種の「ギ酸テトラブチ…詳細を見る -
2つの起源で温めると縮む新材料を発見――熱膨張しない新たな物質の開発に道筋 量研ら
量子科学技術研究開発機構は2019年6月14日、東京工業大学と共同で、ニッケル酸ビスマス(BiNiO3)とニッケル酸鉛(PbNiO3)の固溶体が、組成に応じて金属間電荷移動と、極性−非極性転移という、2つの異なるメカニズ…詳細を見る -
磁性流体を使う新たなレンズ製造技術――低コストで小ロットにも対応
ワシントン州立大学とオハイオ州立大学の研究チームは、高価な金型を使わないモールドレンズの作製方法を開発した。磁石と磁性流体を使って形状を制御する。研究成果は、2019年5月20日付けの『Applied Physics L…詳細を見る -
新規ポルフィリン色素の設計指針を開発――世界最高の太陽光エネルギー変換効率の実現に寄与 京大
京都大学は2019年6月13日、同大学の研究グループが、現在ポルフィリン色素の中で世界最高のエネルギー変換効率を示す色素を上回る性能を持つ、新規ポルフィリン色素の開発に成功したと発表した。 現在、持続可能な社会の実…詳細を見る -
バイオフィルムの有無を空気噴流のみで確認可能な新技術――従来必要だった前処理が不要に 理研
理化学研究所(理研)は2019年6月11日、空気噴流によって「水とのなじみやすさ(親水性)」を評価することで、流し台などの水と接する物体の表面に発生する"ヌメリ”、つまりバイオフィルムの有無を簡便に評価する手法を開発した…詳細を見る