カテゴリー:化学・素材系
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世界最小のMRIが単原子の磁場のイメージを捉える
病院で日常的に使われるMRIは、人体に含まれる水分を構成する水素原子核の磁気共鳴を利用して断層写真を作り、病変や異常部位の検査に使われる医療機器だ。韓国の梨花女子大学では、この大きな磁石のトンネルの原理を応用して個々の原…詳細を見る -
二次電池用金属リン化物電極のバインダレス形成と長寿命化――次世代型高容量リチウムイオン電池の実現に貢献 豊橋技術科学大学
豊橋技術科学大学は2019年8月8日、エアロゾル・デポジション(AD)法を用いてバインダ(結着材)を用いず、リン化錫(Sn4P3)/カーボン(C)複合膜を金属基板上に形成することに成功したと発表した。今回の成果は、次世代…詳細を見る -
プラスチック補強用セルロースナノファイバーの生分解性を確認――高強度の生分解性プラスチック複合材料の開発に貢献 産総研ら
産業技術総合研究所(産総研)は2019年8月8日、京都大学と連携し、セルロースナノファイバー(CNF)の一種である「アセチル化リグノCNF」が、高い生分解性を持つことを見出したと発表した。このCNFは、京都大学などが開発…詳細を見る -
特殊粘接着/封止材の世界市場、2024年には139億6460万ドルに――特殊化、高機能化、高付加価値化要求が進展 富士経済調査
富士経済は2019年8月6日、特殊粘接着/封止材の世界市場を調査し、その結果を「2019年 特殊粘接着・封止材の市場展望」として発表した。それによると、2024年の世界市場は、粘接着/封止材の特殊化、高機能化、高付加価値…詳細を見る -
雨粒を弾き、霧を集めるシロアリの翅の表面構造を再現――水滴を捕集/保持できる材料への応用に期待 龍谷大
龍谷大学は2019年8月6日、独自の結晶成長技術により、雨粒を弾き、霧を集めるというシロアリの翅が示す二重濡れ性を再現することに成功した。この技術により、空気中の霧から水滴を集めるといった実用化が期待できるという。 …詳細を見る -
生分解性プラスチック素材「ポリ乳酸」を薄肉容器に射出成形する技術を実用化 日精樹脂工業
日精樹脂工業は2019年8月6日、植物由来で生分解性のあるプラスチック素材「ポリ乳酸(PLA)」を0.65mmの薄肉容器に射出成形する技術の実用化に成功したと発表した。同技術を活用すれば、使い捨てプラスチック容器の素材を…詳細を見る -
アルミニウム合金とポリカーボネート樹脂を高強度で直接接合する技術を開発 昭和電工
昭和電工は2019年8月5日、アルミニウム合金と汎用の非晶性エンジニアリングプラスチックであるポリカーボネート樹脂を高強度で直接接合する技術を開発したと発表した。 従来アルミニウム合金と樹脂との接合は、ボルトなどに…詳細を見る -
水分保持機能を向上させたシリカ系微粒子を開発――電子部品の信頼性向上に期待 宇部エクシモと豊橋技術科学大
宇部エクシモは2019年7月31日、豊橋技術科学大学と共同で、従来品である「ハイプレシカ」を改良し、水分保持機能を向上させた高純度シリカ微粒子を開発したと発表した。 ハイプレシカは、ゾルーゲル法により合成したシリカ…詳細を見る -
低電圧で高輝度のペロブスカイトLEDを開発――新開発のアモルファス酸化物半導体を電子輸送層に用いる 東京工業大
東京工業大学は2019年7月31日、ペロブスカイト型ハロゲン化物を用いて、低電圧駆動で超高輝度のペロブスカイトLED(PeLED)の開発に成功したと発表した。 近年、有機ELディスプレイが急速に普及しつつある。しか…詳細を見る -
MIT、透明エアロゲルを開発――太陽光から200℃以上の熱を取り出すことに成功
マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームは、太陽熱利用システムの集熱器として利用可能な透過性と断熱性を兼ね備えたエアロゲルを開発した。シンプルで低コストの集熱器として、従来の集熱器と置き換えが可能で、家庭用の空調か…詳細を見る