カテゴリー:化学・素材系
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ニュートンの運動法則に挑むメタマテリアルを開発
ミズーリ大学の研究チームが、電気信号を使って弾性的なエネルギー波の方向と強度を制御するメタマテリアルの開発に成功した。 同研究成果は2023年5月18日、「Proceedings of the National A…詳細を見る -
レアメタルの使用量を10分の1に抑えた、グリーン水素製造のための高性能水電解技術
韓国科学技術研究所(KIST)の研究チームが、グリーン水素製造のためのプロトン交換膜型水電解装置(PEMWE)に使用するレアメタル量を大幅に削減できる技術を開発した。 同研究成果は2023年3月9日、「Applie…詳細を見る -
「流動の速度が増すと界面の流体力学的不安定性が増加する」メカニズムを発表 東京農工大学とインド工科大学
東京農工大学は2023年6月21日、同大学大学院とインド工科大学ローパー校の共同研究チームが、「流動の速度が増すと界面の流体力学的不安定性が増加する(指幅が小さくなる)」という従来の常識を覆す結果を得て、そのメカニズムを…詳細を見る -
長年の課題「アインシュタイン問題」を解く――同じ模様で並べられない非周期タイル「Spectre」を発見
2023年3月に、1種類の「タイル(平面図形)」だけを使って平面を非周期的に埋め尽くす(平面充填)ことができるタイルが、コンピューターサイエンスの研究チームにより発見された。1種類のみで平面充填できるタイルはモノタイルと…詳細を見る -
劣化なくリサイクル可能で、高分子微粒子から亀裂が進みにくいゴム材料を開発 信州大学
信州大学は2023年6月17日、同大学繊維学部化学・材料学科/先鋭材料研究所の研究グループが、劣化なくリサイクル可能で、高分子微粒子から亀裂が進みにくいゴム材料を開発したと発表した。 今回の研究では、大きさ数十nm…詳細を見る -
流出油の処理やレアメタルの回収も――汚染水を飲料水に変えるスポンジを開発
ノースウェスタン大学の研究チームは、汚染水から鉛などの有害性重金属やコバルトなどのレアメタルを捕捉/回収する、再利用可能なスポンジを開発した。研究成果は『ACS ES&T Water』誌に2023年5月10日付で公開され…詳細を見る -
二酸化炭素を常温常圧で固体に――クラスレートを使った回収技術を開発
大気に拡散した二酸化炭素(CO2)を回収する技術は、温室効果ガスの削減に向けて注目されている。メタンハイドレードは、CO2などの気体分子を高圧下で捕捉、封じ込めることができるとして研究されている。しかし、この条件を実験室…詳細を見る -
CO2ネットゼロに向けて――サステナブルな酢酸生成プロセスを開発
ノースウェスタン大学の研究チームが、捕捉した二酸化炭素(CO2)から一酸化炭素(CO)を経由して、選択的に酢酸を製造する手法を考案した。電解還元に用いる従来の触媒では、さまざまな化学品が同時に生成されてしまうため、特定の…詳細を見る -
光で制御する再生可能な接着剤を開発――フッ素樹脂や水中での接着も可能 NIMS
物質・材料研究機構(NIMS)は2023年6月14日、接着と剥離を何度でも繰り返すことができ、かつ、必要な時には基材と接着剤を元の状態にリセットできる、再生可能な接着剤を開発した。フッ素樹脂や水中での接着など、一般的な接…詳細を見る -
コンピューターチップの高密度高性能化も――MIT、シリコンウェハー上に2D薄膜トランジスタを直接成長させることに成功
マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが、二硫化モリブデン(MoS2)の2D薄膜を、8インチCMOSウェハー上に直接成長させることができる低温積層技術を開発した。有機金属気相成長法(MOCVD)プロセスの反応炉に…詳細を見る