カテゴリー:化学・素材系
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光に無反応の高分子膜でも表層の光反応で膜全体が動く――新たなレリーフ構造形成法を提案 名大
名古屋大学は2020年7月30日、光に反応しない高分子膜でも表層のみの分子膜の光反応で、フォトパターン通りに膜全体が大きく動き、表面レリーフ構造ができる現象を見出したと発表した。 光に反応(トランスーシス異性化反応…詳細を見る -
透明で導電性のあるコーティング材構造を開発 ミシガン大
米ミシガン大学は、2020年7月6日、透過性を高めつつ導電性を持たせることができるコーティング材構造を開発したと発表した。光が通過できる誘電体に挟まれた導電性金属の層で構成される反射防止層をプラスチック上に作製することを…詳細を見る -
産業で排出される二酸化炭素を有用な化学燃料合成ガスに変換する手法を開発
ニューサウスウェールズ大学(UNSW)の研究チームは、二酸化炭素(CO2)を燃料やプラスチックの素材である合成ガスに変化する方法を開発した。研究成果の詳細は、『Advanced Energy Materials』誌に20…詳細を見る -
ロール・ツー・ロールプロセスによる「超薄板ガラス偏光フィルム」を開発――ディスプレイの視認性やタッチセンサーの感度向上 日本電気硝子と日東電工
日本電気硝子は2020年7月28日、日東電工と共同でロール・ツー・ロールプロセスによる「超薄板ガラス偏光フィルム」を開発したと発表した。 同製品は、日本電気硝子の100μm厚の薄板ガラス「G-Leaf」と日東電工の…詳細を見る -
ハエトリグサが正確な罠を仕掛けるメカニズムが明らかに――カギは水分量
独アルベルト・ルートヴィヒ大学フライブルクの研究チームは、食虫植物のハエトリグサが獲物を捕まえる際の正確な動きを、生体力学実験とコンピューターシミュレーションから明らかにした。細胞組織の収縮/膨張プロセスと内部に蓄積され…詳細を見る -
AI手法による全固体リチウム二次電池の効率的な材料探索法を実証――材料研究/開発の期間を短縮化 名工大
名古屋工業大学は2020年7月27日、AI手法を導入した材料インフォマティクスによる全固体リチウム二次電池向け材料探索の短縮化が可能なことを実証したと発表した。 同大学によると、次世代電気自動車車載電池として、安全…詳細を見る -
理工系分野には学力に関わらず男子学生を引き付ける何かがある――ニューヨーク大、男女格差に関する調査結果を発表
文部科学省が発表した令和元年度「学校基本調査-結果の概要」によると、大学(大学院含む)における女子学生の割合は、学部、修士課程、博士課程いずれも過去最高を示した。学部在学者に占める女子学生の割合は、理学が27.9%、工学…詳細を見る -
MIT、再利用可能なシリコーンゴム製フェイスマスクを設計開発
アメリカでは新型コロナウイルス感染症の症例数が増加の一途をたどっており、医療従事者などが使うN95マスクが緊急に必要とされている。そこで、マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者らは、ボストンのブリガムアンドウィメンズ…詳細を見る -
ハサミムシの翅の複雑な折り畳みパターンをシンプルなルールで作図できることが判明――工学的応用に期待 九州大学、米オックスフォード大学
九州大学は2020年7月14日、同大学大学院芸術工学研究院の斉藤一哉講師と米オックスフォード大学自然史博物館の研究者らが共同で、ハサミムシの翅(はね)の複雑な折り畳みパターンを単純な幾何学的ルールで作図できることを明らか…詳細を見る -
1分子分の厚さの高分子樹脂シートの大量合成に成功――さまざまな汎用モノマーから極薄の高分子シートが得られる可能性のある手法 東大
東京大学は2020年7月17日、分子レベルの細孔を有する多孔性金属錯体(MOF)を鋳型として使うことで、1分子分の厚さしかない極薄の高分子シートを大量に合成することに成功したと発表した。同大学によると高分子シートとしては…詳細を見る