カテゴリー:化学・素材系
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カシューナッツの殻から無色透明なフレキシブル材料を開発――人体や環境に有害な化合物を使わず、室温でフィルムや樹脂などに形成可能 東京農工大
東京農工大学は2019年8月20日、非可食でほぼ廃棄処分されるカシューナッツの殻から得られる天然植物油(カシューオイル)から、材料形成時にホルムアルデヒドや重金属触媒などの環境や人体に有害な化合物を使用しないバイオベース…詳細を見る -
耐腐食性と接着性を併せ持つ接着剤を開発――金属や樹脂に良好な接着性、メッキレスで金属の腐食を抑制 ユニチカ
ユニチカは2019年8月19日、耐腐食性と接着性の双方の特性を併せ持つポリエステル樹脂接着剤を開発したと発表した。 近年、自動車や通信端末分野における電子部品の小型化に対応できる強力な接着力と、屋外などでの過酷な環…詳細を見る -
グリーンプラ/バイオマスプラ認定各種生分解性樹脂とセルロースナノファイバーを複合した材料でフィルム/シートを試作 GSアライアンス
GSアライアンスは2019年8月6日、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンアジペートテレフタレート、デンプン系生分解性プラスチック、ポリカプロラクトンなどの各種生分解性樹脂とセルロースナノファイバーを複合した…詳細を見る -
次世代コンピューター向けに10nm以下の微細構造を実現する手法――細胞膜の基本構造がヒント
米パデュー大学の研究チームは、細胞膜を構成する物質でもあるリン脂質を利用して、金のナノワイヤ(AuNW)を配線する方法を発表した。鍵となったのは、少量の水だ。10nm以下の微細構造が可能になり、次世代コンピューターへの適…詳細を見る -
新開発の電子顕微鏡で原子の振動を波として捉えることに成功――ナノデバイス用の材料評価に新たな道 産総研ら
産業技術総合研究所(産総研)は2019年8月13日、ウィーン大学、ローマ・ラ・サピエンツァ大学、日本電子と共同で、新開発の電子顕微鏡を用いて、従来よりも2桁以上向上した空間分解能で、物質の最も基本的な性質の一つである原子…詳細を見る -
ナノ磁気渦形成の定説を覆す、微小な磁気渦を形成する新たな磁性材料を開発 理研など
理化学研究所は2019年8月9日、東京大学、物質・材料研究機構、高エネルギー加速器研究機構(KEK)と共同で、これまでの定説を覆す微小な磁気渦(磁気スキルミオン)を形成する新たな磁性材料を開発したと発表した。 磁気…詳細を見る -
水素燃料関連の国内市場、2030年には4085億円規模に――水素ステーションの設置増加、水素燃料の用途の広がりが予想される 富士経済調査
富士経済は2019年8月9日、国レベルでの積極的な取り組みにより拡大が予想される水素燃料関連の国内市場の調査結果を「2019年版 水素燃料関連市場の将来展望」にまとめたと発表した。 調査では、水素燃料と水素利用や水…詳細を見る -
太陽電池素材でシリコン材料と競合できる可能性を持つ、安定かつ効率的に電気を生み出す新素材を発見 沖縄科学技術大学院大
沖縄科学技術大学院大学は2019年8月9日、上海交通大学、スイス連邦工科大学ローザンヌ校との共同研究により、太陽電池素材のシリコン材料に代わる可能性を持つ、安定かつ効率的に電気を生み出す新素材、CsPbI₃を発見したと発…詳細を見る -
メタマテリアルを使用した「スマート衣料」を開発――ウェアラブルデバイスの伝送効率を1000倍改善
シンガポール国立大学(NUS)の研究チームは、布地に導電性素材を組み込むことで、複数のウェアラブルデバイス間で低電力、高効率、セキュアなデータ通信ができる「スマート衣料」を開発した。ウェアラブルデバイスの伝送効率が100…詳細を見る -
MIT、温度変化で作動する人工筋肉繊維を開発――繊維1本で自重の650倍を牽引
米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームは、植物の巻きひげにヒントを得て、コイルのような形状で伸び縮みし、耐久性の高い人工繊維を開発した。軽量で応答性も高く、複数本束ねれば「人工筋肉」として、産業用・医療用ロボッ…詳細を見る