カテゴリー:化学・素材系
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理研、水/酸/アルカリ性水溶液中でも自己修復/形状記憶性能を示す機能性ポリマーを開発――さまざまな環境で自己修復できる実用材料の開発に期待
理化学研究所(理研)は2019年2月7日、同研究所の共同研究チームが、乾燥空気中のみならず、水や酸、アルカリ性水溶液中でも自己修復性能や形状記憶性能を示す新しい「機能性ポリマー」の創製に成功したと発表した。今回の研究結果…詳細を見る -
宇宙航空向け新材料開発へのヒントとなるか――ファスナーのように結合する羽毛構造を研究
カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)では、鳥類の翼の構造などに関する研究が行われている。鳥の翼を構成する羽毛は、中央を走る羽軸(うじく)、羽軸から枝のように伸びる羽枝(うし)、羽枝から小枝のように出ている小羽枝(…詳細を見る -
自動運転には昆虫の「複眼」が有利――西安交通大学、安価で性能のよい人工複眼を開発
人間の眼のような単眼は鮮明な画像を得ることができるが、周辺視、光感度、動きの検知などについては昆虫の持つ複眼が優れている。複眼は、水晶体、角膜、光摂容体細胞から成り、それぞれが独立し連続する個眼とよばれる視覚受容体で構成…詳細を見る -
大面積グラフェン膜の欠陥構造を高速、高精度で可視化する技術を開発 産総研と九大
産業技術総合研究所(産総研)は2019年2月2日、九州大学と共同で、微弱な信号でも高い効率で検出可能なロックイン赤外線発熱解析法を用いて、グラフェン膜の微細な欠陥構造を高速、高精度で可視化する技術を開発したと発表した。 …詳細を見る -
力学負荷で強度が変わるハイドロゲルを開発――筋肉のようにトレーニングで強くなる
北海道大学は2019年2月1日、筋肉が筋力トレーニングにより増大/増強するのと同様のメカニズムで、強度や弾性率などが大きく成長するハイドロゲルを同大大学院先端生命科学研究院、国際連携研究教育局、創成研究機構化学反応創成研…詳細を見る -
低温焼結性を有する銅ナノ粒子を低環境負荷の条件下で合成するプロセスを開発――プリンテッドエレクトロニクスと次世代パワーデバイス接合は銅の時代へ
東北大学は2019年1月30日、三井金属鉱業との共同研究により、低温焼結性を有する銅ナノ粒子を極めて低環境負荷の条件下で合成するプロセスを新たに開発したと発表した。 プリンテッドエレクトロニクスと既存のIC製造技術…詳細を見る -
リチウムイオン二次電池世界市場、2022年には7兆3914億円に拡大――自動車の電動化が進みxEV用が市場をけん引 富士経済調査
富士経済は2019年1月30日、同社の「2018 電池関連市場実態総調査 No.2」(2018年11月8日刊)をもとに、リチウムイオン二次電池(LIB)市場の分析、展望を発表した。 この調査では、LIBをはじめとす…詳細を見る -
リコー、インクジェット技術を用いて自由な形状のリチウムイオン電池を製造する技術を開発
リコーは2019年1月29日、インクジェット技術を用いてリチウムイオン二次電池を自由な形状で製造する技術を開発したと発表した。 従来の電池電極は、セラミックスなどの電極材料を混ぜ込んだ高粘度のペーストをスリットから…詳細を見る -
銅ナノ粒子を用いた導電性ペーストを開発――フィルム基材に印刷・焼成して導電配線を形成 大陽日酸
大陽日酸は2019年1月25日、ポリエチレンテレフタレート(PET)などのフィルム基材へ印刷、焼成して導電配線を形成できる、銅ナノ粒子を用いた導電性ペーストを開発したと発表した。 従来、PETなどのフィルム基材上に…詳細を見る -
自然のタンパク質膜を使った人工光合成による水素生産――設計の美はシンプルであること
再生可能エネルギーに関する研究を行うアメリカのエネルギー省(DOE)国立アルゴンヌ研究所では、植物の光合成を応用して水素を生産する研究が行われている。 光合成プロセスには、葉緑体のチコライド膜に埋め込まれたタンパク…詳細を見る