カテゴリー:化学・素材系
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太陽光で二酸化炭素をクリーンな燃料に変える――人工光合成向けの触媒を開発
太陽光を用いて二酸化炭素を天然ガスの主成分であるメタンに変換する、人工光合成のための新しい触媒が開発された。この研究はミシガン大学、マギル大学、マックマスター大学が共同で行ったもので、2020年1月3日、『Proceed…詳細を見る -
結晶化によって有機顔料が厚くても光電変換効率が安定することを発見 分子科学研究所と農工大
分子科学研究所は2020年2月10日、東京農工大学と共同で、結晶化した有機顔料を10μmまで厚くしても、有機薄膜太陽電池の光電変換層としてほとんど効率を落とさずに利用できることを発見したと発表した。 有機顔料を混ぜ…詳細を見る -
マイクロプラスチックを分解し、オメガ3脂肪酸に変換する微生物を特定
ユヴァスキュラ大学、ヘルシンキ大学などの共同研究チームが、腐植質(植物が微生物によって分解された最終生成物)の湖に由来する微生物が、マイクロプラスチックを分解して有益なオメガ3やオメガ6脂肪酸に変換していることを突き止め…詳細を見る -
マリー・アントワネットが一夜で白髪になったのは本当か――ストレスと毛髪の色素との関係を解明
米ハーバード大学の科学者たちが、ストレスと色素再生幹細胞との関係を解明し、恐怖で白髪になる可能性があることを明らかにした。 フランス革命中に王妃マリー・アントワネットが捕らえられたとき、彼女の髪は一晩で白くなったと…詳細を見る -
材料にかかる応力を検出できるスマートポリマーを開発――引っ張るほど強く光る OIST
沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究者らは2020年1月23日、引っ張るほど強く光ることで材料にかかる応力を検出できる「スマート」ポリマーを開発したと発表した。ポリマーの性能測定、エンジニアリング、建設業界で使用する…詳細を見る -
蛍光体材料の発光強度が変化するメカニズムを解明――結晶構造変化と密接な関係 豊橋技術科学大学など
豊橋技術科学大学は2020年2月4日、同大学教育研究基盤センター 教授の中野裕美氏、名古屋工業大学、物質・材料機構(NIMS)による研究チームが蛍光体材料の発光強度と結晶構造の関係を明らかにしたことを発表した。白色LED…詳細を見る -
医療記録を「患者自身」に書き込む――量子ドットで情報を皮膚下に埋め込む技術を開発
米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームは、量子ドットでできたインクを使って皮膚の下に医療記録を埋め込む技術を開発した。肉眼では見えないが、近赤外線センサーで読み取ることができるというもので、研究結果は2019年…詳細を見る -
新しい金属3Dプリント手法を開発――超音波で合金を強化
オーストラリアのロイヤルメルボルン工科大学(RMIT)の研究チームは、金属3Dプリンティングによる造形物の剛性を上げる技術を開発したと発表した。超音波の振動を与えながらプリントすることで、従来より引張強度と降伏応力が12…詳細を見る -
積層不整のない氷Icの合成に成功――水素ハイドレート高圧相を低温下で脱圧 東大ら
東京大学大学院理学系研究科地殻化学実験施設、総合科学研究機構中性子科学センター、山梨大学大学院総合研究部らの研究グループは2020年2月3日、氷Ic(立方晶系の対称性を持つ氷)と同じ水分子フレームワークを持つ水素ハイドレ…詳細を見る -
東大ら、ナノチューブを重ね合わせた「1次元ファンデルワールスヘテロ構造」の合成に成功
東京大学は2020年1月31日、筑波大学や北京大学、マサチューセッツ工科大学、産業技術総合研究所などと共同で、異なるナノチューブを同心円状に複合化した「1次元ファンデルワールス(vdW)ヘテロ構造」の合成に成功したと発表…詳細を見る